Update:201408.05TueCategory : BLUERマガジン

[column]ブラジル、日本から最も遠いコーストラインのポテンシャル


4年に1度の祭典を終えたものの、2年後にやってくるオリンピックで再び脚光をあびる南米大陸最大の国。日本から24時間以上をかけてたどり着くブラジルは、アメリカ、オーストラリアに次ぐサーフィン大国という顔も持つ。

同国のビーチといえばリオ・デ・ジャネイロにあるイパネマビーチを想像しやすい。けれど知人のブラジル人サーフ誌編集者によれば、海岸線は7000キロに及ぶ長さを持ち、北はフランス領ギアナ、南はウルグアイと国境を接する間に、およそ100を数えるA級サーフスポットがあるという(一方でワールドクラスの波はないとも指摘)。

この豊かな環境を背景に世界的なトップサーファーを多く輩出。選ばれた36人のサーファーで競われる最高峰のコンペティションツアーに今シーズンも7人の選手が名を連ねている(日本はゼロ)。

そして前出の編集者は、大西洋上にある島々、国立海洋公園のフェルナンド・デ・ノローニャをブラジルで一番美しいサーフスポットとしながら同様の環境は多いといい、1枚の写真を送ってくれた。

リオ・デ・ジャネイロから東へ160キロほど離れた小さな町、アライアル・ド・カボで撮られた写真がそれ。海は透き通るグリーンで、砂浜は白く、波は豊富ながら人が少ない。様相は南米のハイダウェイ。それでも、わずかに一例、なのだそうだ。