Update:201409.17WedCategory : Namiaru? News

Hurley Pro 2014 体力と大技が明暗を分けたDay2!

Photo:©A-Frame Media

2014年9月9日から9月20日まで、カリフォルニアのトラッセルズで開催されるWCT第8戦「2014 Hurley Pro」。9月16日(火)am8:00、4日間およぶスタンバイ後ようやくR2がスタート

長い周期の南西うねりで予報通りサイズアップしたが、4-6フィートの癖ありコンディションで波選びに四苦八苦する中、フィジカルやエアーパフォーマンスは高いアドバンテージとなった。午後にはトロピカルストームの影響で大会中断を余儀なくされ、R2~R3のヒート4までが消化されされた。

まずはR2 第1ヒート、現在ランキング1位のガブリエル・メディーナ(BRA)の戦い、最初の10分間波がなくリスタートというスローな始まりだった。

Photo:©Marcio Canavarro /surfline

オープニングは緊張のせいか、なかなかリズムに乗れないガブリエル。途中、ラオニ•モンテエリオ(BRA)がリードするが、1本いい波の乗るとたちまちリズムと取り戻し、最後には得意のエアーを使ったサーフィンでギャラリーを湧かしR3 へ。

「すごい難しい波だったよ。最初ぜんぜん波が来なくてね、すごいゆっくりなスタートで緊張しちゃったよ。」「勝ててすごいストークしてるよ。ブラジリアン同士の戦いはハードだけど自分たちの仕事はしっかりやったよ。」R3は再びワイルドカードのカルロス・ムーニョス(CRI)と対戦する。

早朝の試合ではウェーブセレクションは重要なキーになったようだ。ケリーに今日の戦い方について聞いた時、

Photo:©Jeremiah Klein/Surfline

「カービングターンがほとんどになるだろうね。」「エアーするセクションはあるけど、長時間パドルのインターバルを繰り返す戦いで、いい波に乗ってエアーを出すのはリスキーだよ。」っとケリー。「だけどエアーメイクできればハイスコアになるだろうね。」

続く第2ヒート、じっくり波を待つケリーだが、良いセットを捕えると深いボトムターンからカービング、そしてクローズセクションではビッグエアーをレイバック気味にフィニッシュさせ8.5の高得点。2本目も7.43としっかりバックアップを決めジェイミー・フローレンス(FRA)に勝利した。

ケリーのライディングはこちら

「波が良くなかったからね、何かやらないとって思ったんだ。エアーリバースしようとしてたんだけど、エアー中にスタンダードにしようって思ったんだ。いずれにせよビッグエアーをメイクできたよ。」とケリー、R3では再びワイルドカードのタナー・グダウスカス(USA)と戦う。

そして、今日最もギャラリーを沸かしていたのが、R2ヒート11のフィリッペ・トレド(BRA)とアダム・メリン(AUS)の戦い。

ファーストウェーブでは3ターンと2フローターで9.17を出し大きくリードしたメリング。

しかし、

Photo:©Sean Rowland

フィリッペの3本目に乗ったレフトでビックローテーションエアーとターンの2発で9.87を出し大逆転に成功!

「あのスコアを聞いた時、何かすごい事しないと勝てないなって思ったんだ。」とトレド。「だけど、エアーするのにいい風が吹いてたんだよ。デカめのセットに乗ってリップを蹴った時、間違ったローテーションしちゃったんだよ。自分の足の場所も違ってたしね。だけどメイクして、もう1発当て込めた。着地するまでメイクできるなんて思ってなかったんだ。」

フィリッペ9.83ライディングはこちら

現在トータル最高点はジャドソン・アンドレ(BRA)の17.5。R2でビード・ダービッチ(AUS)を下すも、R3でミシェル・ボーレンス(PYF)に敗退する。

ジャドソン・アンドレ(BRA)の9ptライディング

本日高得点バトルを繰り広げたのは、R3のヒート2 ナット・ヤング(USA)とエース・バッカン(AUS)の対戦。

Photo:©Billy Watt/surfline

大きめセットを掴むと、完璧なタイミングでカービングを披露し9.43のエクセレントスコア。トータル16.3でナットに勝利。

「良いテンポで試合できたよ。この波は自分のサーフィンにすごい合ってたんだ。流れるようなターンでブレなかったよ。」「大きめのうねりはバックハンダーには最適な波なんだよ。」とエース。今大会、危険人物になりそうだ。

Photo:©Billy Watt/surfline

R3ヒート3、ミック・ファニング(AUS)はゴールドコースト仕込みのパワーターンを連発しティアゴ・ピレス(PRT)に勝利してR4へ。

多くの人はローワーズはスケートパークのようだと考えているけど、このレベルの選手達に限っては多少なりともフィジカルが大きく勝敗に影響を与える。

「ロングパドル、ここではたくさんのエネルギーが必要だよ。」とファニング。「波に乗るのに凄いパワーがいるけど、さらに200メートルパドルで戻るのにもエナジーが必要で、フィットネスのようなモノさ。」

Photo:©Jeremiah Klein/surfline

ジュリアン・ウィルソン(AUS)はR3でジョディー・スミス(ZAF)を破るのに闘志を燃やしている。今日は終始試合をチェックしていた。しかし雷の影響を考慮し明日に持ち越しになった。

日本との時差は16時間、ネクストコールは7時30分(US時間) 、日本時間の23時30分です。初戦から白熱したバトルになりそうだ。

ライブ中継はこちらより

http://www.aspworldtour.com/events/2014/mct/708/hurley-pro-at-trestles/live

http://www.thehurleypro.com/

HurleyPro 2014 R3 ネクストマッチアップ
Heat5:
ジョディ・スミス(ZAF)vs ジュリアン・ウィルソン(AUS)
Heat6:
ガブリエル・メディーナ(BRA)vs カルロス・ムニョス(BRA)
Heat7:
ケリー・スレーター(USA)vs タナー・グダスカス(USA)
Heat8:
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)vs C.Jホブグッド(USA)
Heat9:
エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)vsフリーペ・トリード(BRA)
Heat10:
タジ・バロウ(AUS)vs カイ・オットン(AUS)
Heat11:
オーウェン・ライト(AUS)vsフレデリック・パターチア(HAW)
Heat12:
ジョエル・パーキンソン(AUS)vs アリッツ・アランブルー(ESP)

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