JPSAショートボード第3戦の優勝者はMen’s 喜納選手、Women’s 宮坂選手!
Photo:JPSA/UCHIYAMA
台風の影響により、苦渋の決断でキャンセルとなったJPSAショートボード第3戦。その未消化ヒートが10/4に開催された。
男女ともにツアーランキング上位者が参加していることもあり、この大会次第でグランドチャンピオンの行方も大きく左右される重要な大会。
台風18号のスウェルが反応し、間隔が比較的長いもののセットで頭半サイズがブレイクする伊良湖ロコポイント。
強めのオフショアであおられ、なかなか波がつかめない見た目よりも難しいコンディション。
アウトからのセットはたるめの波かワイドが中心であまり良くなく、ミドルで形になるライト方向の波をいかにつかむか、波選びが勝負の分かれ目となった。
そんな中、男子SF H1でツアーランキング2位、3位の高梨選手と仲村選手がラウンドアップできないという事態に…。
それに対して、男子のカレントリーダーの辻選手はしっかりとした試合運びでファイナルの進出を決めた!
いよいよファイナル。
相変わらず台風からのスウェルがしっかり入り、セットで頭半のサイズをキープ。
まさにプロの大会にふさわしい素晴らしいコンディションとなった。
Women’sのファイナリストはこちら
Photo:JPSA/UCHIYAMA
赤 川合美乃里
白 水野亜彩子
黄 田代凪沙
青 宮坂莉乙子
Men’sのファイナリストはこちら
Photo:JPSA/UCHIYAMA
赤 喜納海人
白 善家尚史
黄 小林直海
青 辻裕次郎
まずはWomen’sのファイナル!
開始序盤、カレントリーダーの田代選手が5.25pt、6.75ptとまとめ12.00ptで試合をリード。
そのあとに水野選手、宮坂選手、川合選手と続く形に。
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中盤、なかなか波が来ない時間帯があり、以前トップは田代選手。
1位になるには6.50pt以上必要な状況のまま、時間だけが過ぎていく。
いよいよ試合終盤。このまま田代選手の逃げ切りかと思われた残り1分。
宮坂選手が大きいセットを掴みレフト方向にしっかりとカットバックを入れた素晴らしいライディング!
なんと、このライドで6.75pt!最後の最後に逆転し、宮坂選手の初優勝となった。
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Men’sのファイナル!
試合序盤、喜納選手、善家選手、辻選手と立て続けにセットを掴み3選手ともすばらしいライド。
特に喜納選手はパワーのある大きな波に合わせた深いボトムターンから大きなリップアクションをしっかり決め7.50ptをたたき出し、試合を引っ張る。
Photo:JPSA/UCHIYAMA
なかなか各選手が波を掴めない中盤、そんな中辻選手がセットを掴み、カットバックからのレイバックとつなぎバックアップスコアを5.65ptとし、トップへ。
さすがカレントリーダー、波に合わせて美しいマニューバラインを描くサーフィンに観客も目を奪われる。
しかしその後、小林選手がスピードをつけたボトムターンから大きなスプレーを飛ばすトップターンを決め7.50pt!
喜納選手も6.20ptの高スコアを出し、前半のハイスコアと合わせてトータル13.70ptでトップに躍り出る!
そして試合はこのまま終了、喜納選手の優勝となった!
Photo:JPSA/UCHIYAMA
「結果」
Photo:JPSA/UCHIYAMA
・Women’s
優勝 宮坂莉乙子
2位 田代凪沙
3位 水野亜彩子
4位 川合美乃里
Photo:JPSA/UCHIYAMA
・Men’s
優勝 喜納海人
2位 小林直海
3位 辻裕次郎
4位 善家尚史
いよいよショートボードは最終戦も鴨川の残すのみとなった。
男子は辻選手が、女子は田代選手が少し抜け出した状況だが、最終戦は獲得ポイントが1.5倍!
本年度のグランドチャンピオン争いは最終戦までもつれることに…。
最終戦は10/17~鴨川マルキで開催予定となっている。