Update:201411.26WedCategory : BLUERマガジン

スキー・スノーボードを楽しむためのゲレンデルールを再確認!

ちらほらと雪の便りもあり、スキー場も徐々にオープンがはじまっている。

思いっきり楽しむために、前提として”最低限のルール”も知っておかなければならない。自分勝手な行動は危険を伴うことがあるので、いま一度確認しよう。

初心者スノーボードPhoto by Trysil

▼前を滑っている人が優先
これは一番大事なルールだ。ゲレンデの上側を山側、滑って行くボトム側を谷側というが、山側の人は谷側(前を滑っている人)が優先なので後ろからぶつかったり、前の人を邪魔をするような滑りをすることは反則。

追い越す場合は、余裕を持って、前を滑っている人の邪魔にならないように配慮しよう。
途中で休憩したり、コケてコースの途中で止まっている場合は、滑りだすときは上から滑ってくる人が優先になる。危ないので滑りだす前に必ず山側を確認しよう。

▼コースの上から見えない場所で止まって休むのは危険
長いコースで「あー疲れた」と休憩するとき。本当にそこで休んで大丈夫だろうか。そこは確認が必要だ。

コースの上部から見えない死角で休憩したり、友達を待つことは危険なこと。なぜなら、上から滑ってくる人にはあなたが見えていないので、衝突される可能性がとても高い。

「ここを滑る人はいないだろう。」と思われる場所もNG。
上級者は初級者では予想も出来ない場所を滑って遊ぶため、上級者にとってはコースのいたるところが遊び場となる。初級者がよくやってしまうので注意しよう。

初心者スノーボード01Photo by bchu Selenium Snowboard

▼コース上は複数人で横に広がらず止まるなら縦に
誰だってこけることはある。逆エッジを食らってしまったら、しばらく立てないしもちろん筋肉痛にもなる。でも長い間コース上に滑りこむことはとても危ないことだ。

動ける状態であれば、滑走する人の邪魔にならないようにコースの端に移動しよう。さらに横に広がって止まると滑走している人の邪魔になる。止まる場合は縦に並ぶのがベストだ。

初心者スノーボード02Phoito by AxGxO JUN Rider Eiko Matsui

▼パークに入るときは自分の力量に合わせる
キッカー、ボックス、レール等のアイテムがあるパークではかっこよく滑りたい、オリンピックで見たスロープスタイルのようなことをしたい! とパークデビューする人が増えそうな今シーズン。

オリンピック選手だって初めは初心者だった。少しずつステップアップしてオリンピックの巨大なアイテムもこなすようになったのだ。だから焦らず自分の力量に合わせてステップアップしていこう。

▼スロープスタイルのコースでは必ず後方確認
スロープスタイルのコースとしてすべてのアイテムを流して滑ることをコンセプトにしたパークも増えているが、初心者にとっては危険が多い。そのようなパークで遊ぶときは流れで滑走している人の邪魔をしないように必ず後方を確認しよう。

※スロープスタイルとは、2014年ソチ大会から冬季オリンピック種目に採用されたスノーボード、フリースタイルスキーの競技で、アイテムと呼ばれる障害物・ジャンプ台などが配置されたコースを滑りトリックを披露することで採点により順位を決定する競技。


細かく言えばもっとあるが、お互いが気持ちよくスノーボード、スキーを楽しむために必要な最低限のルール。自分が誰かに迷惑をかけないためにも、いま一度確認しておこう。