年末年始の二日酔い対策、知られざるオリーブオイルのパワー
お酒はコミュニケーションツールの1つでもあり、少量で止めれば百薬の長とも言われている。特に、クリスマスから年末年始にかけては飲酒は避けられない。そこで、飲み過ぎても、明日に影響が出ない方法をご紹介しよう。
＜お酒を飲む前＞
1、コップ半分のオリーブオイルを飲むこと
これは、量が多いと思われるならスプーン1杯でもいい。パンなどに塗って食べてもいい。とにかく胃壁をオイルで保護することだ。これは地中海周辺諸国でのやり方。ロシアへ行くと、バターをかじればいい、と言われるそうだ。
＜お酒を飲んでいる最中＞
２、お酒を1杯飲むごとに、お湯をコップ1杯飲む。
お湯がお酒の毒を排出するのを助ける。お酒を飲むと脱水症状を起こしやすくなるため、水分の補給は意識的に心がけたい。
＜お酒を飲んだあと＞
3、ココナッツウォーターを寝る前に飲む
よく、二日酔いを避けるためには、寝る前に大量の水を飲むようにと言われる。しかし、それではトイレに行く回数が増えて睡眠不足になり、翌日の身体がとても重く感じる人が多いのではないだろうか。
そこで水の代わりに、ココナッツウォーターを寝る前に飲むことをお薦めする。ココナッツウォーターの利点は3つ。
①飲酒によって大量に失われたカリウムを補給
②スポーツドリンクの15倍のミネラルがあり、ヒトと同じ電解質を持つため体内細胞にすぐに吸収される
③アルコールを分解するために肝臓で大量に使われるビタミンBを多く含む。
さて、この二日酔い。2014年4月24日のEsquire magazineは、「一晩中飲んでも二日酔いにならない方法 HOW TO DRINK ALL NIGHT WITHOUT GETTING DRUNK」として、ビール1杯飲むごとに、イースト菌を1匙飲むと、一晩中飲み続けても翌朝は二日酔いもなく快調、と紹介しているこの方法が二日酔い対策に合っていることは、科学的にも理にかなっている。
お菓子やパン作りに使うイースト菌にはADHというアルコール脱水素酵素が含まれていて、アルコール分子を炭素・水素・酸素にまで分解する。
普通、アルコールがADHで分解される場所は肝臓だ。しかし、肝臓に辿り着くまでにアルコールはアセトアルデヒドに変わり、血流に乗って脳にまで行ってしまい、二日酔いの原因となる。そこで、胃の中でイースト菌が自身の持つADHを使ってアルコールを分解してくれたら、アセトアルデヒドは発生しない、すなわち、二日酔いは起こらない、という理論だ。
このように、私たちは楽しくお酒をいただいた翌日に後悔の念にかられないように、いろいろな策を講じている。お酒を好きでない人には理解できないだろう。そう、ただお酒を飲むことをやめればいいだけの話だ。ただ、そうもいかないだけの話である。
参照：Esquire magazine
http://goo.gl/3We1fG
参照：オリーブオイルについて
http://goo.gl/5HpL0
参照：お酒と一緒にお湯を飲む、について
http://goo.gl/KFOzKz
参照：ココナッツウォーターについて
http://goo.gl/gcRnHG
