JPBA2014最終戦レポート
2014年JPBAツアーの最終戦となる第5戦『木崎浜クリーンビーチカップ』が宮崎県宮崎市木崎浜海岸で開催された。
10月に予定していたコンテストが非常に強い台風19号の影響により延期になり12月13日(土)に開幕、14日(日)にファイナルデーを迎えた。
波のサイズは、膝〜腰とスモールコンディションだが選手たちは、世界レベルのライディングを連発。
特に地元の宮崎勢のライディングには会場では何度も歓声が湧いていた。
毎年、グランドチャンピオン争いが繰り広げられるこのツアー最終戦は、メンズクラスでは、ファイナルまで熱い戦いとなった。
初日の会場では選手、ギャラリーが参加して実際に海での事故を想定して心肺蘇生講習を開催致した。
プロテストでは、4名が参加する中で多田憲由が見事に合格。
矢野晋平、佐藤友香、里園晋司がプロ資格を得てプロ宣言した。
会場では多くのブースが並び華やかなコンテストになった。
DKクラス。
山田幸久がR1でまさかの敗退、ファイナルには、鈴木啓祐、豊川勝俊、八木章雅、里園晋司の4名。
コンディションの辛い中で鈴木啓祐がハイポイントとなる5ポイントを出して合計8.85ポイントで初優勝を飾った!!
WOMENSクラス。
佐藤友香がプロ宣言。ファイナルに勝ち上った4名は、グランドチャンピオンの大原沙莉、鈴木彩加、三輪浩加、そして初ファイナリストの柴田梨加。
波数が少なくエルロロでのフィニッシュが難しいコンディションの中で各選手がポイントを伸ばせずに苦戦。
リバーススピンからフォワードスピンで4ポイント、キレのあるスピンで4.4ポイントを叩き出し柴田梨加がプロ初優勝を手にした。
MENSクラス。
ファイナルは、榎戸崇人、榎戸輝、近藤義忠、粂総一郎の4名。
何と言っても注目は、榎戸兄弟で上位になったほうがチャンピオンの座を手にすることが出来る、2014年ツアーのグランドチャンピオン争い。
榎戸崇人の4連覇か!?
榎戸輝が阻止するのか!?
そんな中で30分のファイナルヒートがスタート!!
榎戸崇人が1本目からダブルスピンからエルロロ3発メイクで大会2度目の10ポイント。
榎戸輝も8.25ポイント、粂総一郎はエルロロ3発で8ポイント、近藤も7ポイントとバックアップのスコアの勝負となる。
激しい後半の波の取り合いの中で榎戸煇が痛恨のインターフェアーで4位フィニッシュとなる。
近藤、粂とスコアを伸ばせない中、榎戸崇人が7.35ポイントを出して優勝、逆転でグランドチャンピオンを決める形となった。
2014年ツアー最終戦に相応しい内容となった今大会、宮崎県サーフィン連盟、地元ローカル、ツアースポンサー企業、他にも多くの方々の協力で無事に大会を終了することができた。
2014年JPBAツアー第5戦『木崎浜クリーンビーチカップ』
日時:12月13日、14日
会場:宮崎県宮崎市木崎浜海岸
サイズ:膝~腰
大会結果
MENS クラス
優勝 榎戸 崇人
2位 近藤 義忠
3位 粂 総一郎
4位 榎戸 輝
WOMENS
優勝 柴田 梨加
2位 大原 沙莉
3位 鈴木 彩加
4位 三輪 浩加
DKクラス
優勝 鈴木 啓祐
2位 八木 章雅(アマ)
3位 豊川 勝俊(アマ)
4位 里園 晋司(プロ宣言)
Photo:Masahiko Yoshioka JPBA / Nikon
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