Update:201501.17SatCategory : BLUERマガジン

さつまいもの驚くべき効果!毎日1個で美味しく健康に

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最近では一年中出回っているが、今の時期は甘みが乗って、ますます美味しいさつまいも。正月料理では、栗きんとんの餡に使われたりもするし、女性にはファンが多い。だが、男性には「あの甘味が…」とあまり好みではない人も多いかもしれない。

しかし、さつまいもがどれほど優れた食材であるかを知れば、きっと食指が動くようになるのではないだろうか。その、ただ者ではない5つの理由をご紹介しよう。

1.  アントシアニンとベータカロチン

実は、さつまいもには、身体を錆びつかないようにしてくれる抗酸化物質が含まれている。アントシアニンとベータカロチンだ。生活習慣病の90%は活性酵素が原因と言われているが、アントシアニンはその活性酸素に対して効果を発揮する。この強力なアントシアニンの抗酸化作用は、ガンやアルツハイマーの予防効果もある、と示唆するアメリカの研究報告もある。また、ベータカロチンは、体内でビタミンAに変わり、アントシアニンと同様に眼の健康を保ち、免疫機能を上げる働きをする。パソコンやスマホで眼を酷使しがちな現代人にとって、必要不可欠な栄養素を含んでいるのである。

2.  マンガン

1日に中サイズのさつまいもを1個食べることによって、1日必要量の28%のマンガンをまかなえる。マンガンは、骨や関節に関わっている重要な補酵素だ。それだけではなく、糖質などの代謝と深く関係し、インスリンの生成にも関与している。マンガンが不足すると、骨粗鬆症性や生殖機能障害が起こりやすくなるので、日常的に補充しておきたい栄養素のひとつである。

3.  ケルセチン

ケルセチンとは野菜や果物に含まれているフラボノイドで、コレステロール値を下げる、炎症を抑えるなどの効果があるとして知られている。また、アレルギーを抑えるアンチヒスタミンとしての働きもあるので、慢性的なアレルギーを抱えている人にはお勧めだ。

4.  ポタシウムとビタミンB6

ポタシウム(カリウム)は血圧の上昇を妨げ、ビタミンB6は血流を良くし動脈硬化の予防に効果がある。心臓の健康を気にする方には、強い味方となるだろう。

5.  ビタミンCとビタミンD

中サイズのさつまいもは、1日必要量の40%のビタミンCを含み、コラーゲンを作りだし、関節と皮膚を健康的に保つ。また、免疫機能に深く関係するビタミンDは、骨の新陳代謝にも効果があるので、骨粗鬆症対策には必要栄養素だ。ちなみに、さつまいも100gのカロリーは約132kcalなので、中サイズは約200gとして、260kcal程度となる。

たった1個のさつまいもであるが、積極的に食べたいこれだけの理由がある。毎日の食事の一品に取り入れてみてはいかがだろうか。

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●参照サイト

アントシアニンについて
http://www.dietlovers.net/blueberry/

マンガンについて
http://vitamine.jp/minera/mangan00.html

ビタミンB6について
http://www.bitaminb6.biz/

さつまいものカロリーについて
http://www.eiyoukeisan.com/calorie/gramphoto/imo/satumaimo.html