Update:201502.04WedCategory : BLUERマガジン

裏山の魅力、コース外滑走のリスクと意味を再確認しよう!

ここ数年でパウダースノーや自然地形をライディングするということの人気が上がっている。
その流れを受けてゲレンデはあえて整備、圧雪をしないエリアを設けた非圧雪バーンやツリーランのコースを常設するゲレンデも増えつつあり、新雪やより自然地形に近づいたライディングを楽しめるようになってきている。比例するかのように、ノートラックのバーンやさらなるパウダースノーを求めてコース外滑走する人が増えてきているのも事実だ。

Photo by 写真はいいね!

そもそもなぜコース外滑走は禁止されているのか。
そのことについてきちんと考えたことはあるだろうか。
コース内は安全に滑走できるように整備、点検がゲレンデサイドが責任を持って行われている。
コース外ということは安全管理がされておらず、自然の山と同等であり、もちろん雪崩のコントロールも行われていないので、リスクが高い場所だということだ。
コースとして管理されていないということは事前に雪崩が起きやすい斜面であることや、滑走が困難であるなど理由があるのだ。

Photo Credit:Skiing Business

以上の理由から安易にコース外を滑走することはお勧めしない。
もし裏山に興味があるのであれば、ニセコや猪苗代など様々な地域で行われているサイドカントリーのガイドを依頼したり、そのゲレンデのローカルと仲良くなることをおすすめする。
パウダーガイドのプロに依頼する利点は、山や雪に対する知識を得られたり、ライディングのコツを教えてもらったり、道具の使い方を学ぶことができたりと自分のスキルアップにつながるため一番おすすめだ。

また、なぜローカルと仲良くなるのか。ローカルライダーたちはその山を毎日滑り、長い年月をかけて徐開拓し、日々の積雪の状況を判断している。仲良くなればそのローカルが開拓したルートを一緒にライディングすることもできるかもしれない。年月をかけて開拓したルートを滑らせてもらう際は、ローカルに感謝し、山に自然に感謝してほしい。

Photo by EIKO @Kagura/span>

安易にコース外滑走をしてしまう人は、「ラインがあったから行けると思った。」「滑っている人がいたので滑れると思ってついてきた。」という思いで安易にロープをくぐってしまうことが多い。
事故が起こってからでは遅い。
コースの外に出ればそこは自然の山と同じ。安全管理はすべて自己責任である。
今一度再認識していただきたい。

<おすすめのガイド>
北海道ニセコエリア
ニセコパウダーガイド
http://www.nisekopowder.info/

長野白馬エリア
番亭(bamboo tail)
http://www.bambootail.com/index.html

福島猪苗代エリア
TRIAL BLIGHT
https://www.facebook.com/trialbright.peace/info?tab=page_info