サバイバルに味わう。現地で作る“激うま”ミネストローネ
春とはいえ、登山や釣りとまだまだあったかいものが嬉しい時期。
しかし、温かいスープを水筒で持って行ってもアツアツの出来立ては飲めない。
それなら、その場であたたかいスープを作ってしまおう。
と言うことで今回はサバイバルに味わうミネストローネを紹介する。
まずは下ごしらえから。
色々と散らかってしまうので、こればかりは行く前にしておいたほうが無難。
材料は、1人分ならトマト2つとベーコンとセロリを少々。
味付けに塩を少々、固形コンソメを1個。
あとは好みに合わせて人参や玉ねぎ、キノコや大根などもいいだろう。
全ての材料をざっくりとみじん切りに、コンソメは砕き、ジップロックにまとめて入れておく。
あとはアウトドアに出かけた先で温める、いや、調理しよう。
■調理に使うもの(マグカップ2杯分)
・400mlのふた付きのアルミ缶
・厚手の軍手
・30cm~40cmほどに折った薪
では、薪を組み、調理していこう。
小さな小枝と枯葉を中心にし、その上に大きな枝をテントのような形に組んでいく。
火をおこす前に、風の方向を見ておき、薪から見て風下のほうに薪を寄せるようにし、ミネストローネを入れたアルミ缶を置く。
もし、地面がぬかるんでいたり、傾いているときなど直接缶が置けない場合は、砂利や石などを敷いて平らにすればうまく調理できるので火をつける前に調整しておこう。
さて、用意ができたら蓋を外し、火をつける。こまめに薪を足すのを忘れずに。
10分ほど煮たたせると完成。
持ち運びの際に付け込んでいることと、小さな缶で周囲からしっかり加熱されることで具材にしっかり味が染みわたり、即席とは思えないおいしさを楽しめる。
最後に、アルミ缶を取るときは飲み口の部分を持ち、手袋に火があたらないようにご注意を。
あとは、カップに注ぎ、周りの自然を眺めながら体を温めよう。
コンパクトなコンロや鍋も市販されているが、たまにはこんなサバイバル調理なスープをいかがだろうか。