JPSAロング第2戦は森と吉川の2連勝!!
国内開催第1戦となるJPSA2015ロングボード第2戦、一越湘南七里ケ浜ロングボードプロは湘南・鎌倉七里ガ浜で約20年ぶりに開催された。
初日の早い時間帯は南西風と雨で、波もまとまりなくモモくらいの決して良いと言えるコンディションでは無かったが、そこはプロ。上手く波を選んでマニューバーを入れてまとめてくる。
午後になり雨が止むと風もオフショアになりコンディションは良くなりヒートは順調に進む。さらに途中からロアポイントも使いWomen’sも同時進行。夕方にかけて台風からのうねりが届いたのかサイズアップしセットは胸くらいの波となりヒートはさらに白熱してくる。
結果、18時過ぎまでヒートを行い実に1日で38ヒートもこなした熱い1日となった。
ファイナルデーは天気も回復し、真夏のような日差しのもとで、うねりもなんとか残り風はオフショアでコンディション良くスタートした。潮が引きに向かう中でMen’sのQFからスタートした。途中10時から七里ケ浜クリーンコミュニティー様のご協力もありビーチクリーンが行われ綺麗な海岸となったあと、潮の上げ込みを待ちMen’sのSFから再スタート。
そしてファイナリストはWomen’s
大池裕美子、田岡なつみ、吉川広夏、水口朋香。
Men’s
鈴木 剛、森 大騎、尾頭信弘、秋本祥平。
ファイナルヒートは30分12本で行われた。
潮が上げに向かう中、風は弱いオンショアが吹くがコンディションは問題なく波のサイズはモモ〜コシsetハラ、まずWomen’からスタート。
オープニングのライドは吉川選手がライト方向へノーズを入れてつないで5.00ポイントのライディング。その後水口選手がレフトへライドし1.50ポイント。その後吉川選手が立て続けにライド、大池選手、田岡選手も続く。セット間隔が長くなりウェイティングがヤキモキする展開となる。後半セットが入り始め各選手果敢に攻めたライディングで目が離せない状況に。結果、吉川選手が逃げ切り優勝となり、第1戦のバリに続き2連勝となり、昨年の最終戦と合わせて3連勝となった!!
続くMen’sは、ややオンショアが強まった中でスタート。オープニングライドは森選手と秋本選手が同じ波でライディングして熱いヒートが始まった。
序盤森選手はマニューバー系の組み立てで6.75ポイントを出しトップになり、鈴木選手は5.00と3.00ポイントで追撃する。そして、尾頭選手はコンビネーションでライドを続け、秋本選手もシングルフィンの重めの板でノーズ中心のライドで攻めるが、途中で2+1の板に乗り換え、さらに後半にシングルフィンに戻す。その後、鈴木選手が4.25ポイントを出しトップに!
残り時間10分を切ったところでセットが入り乗ったのは森選手で長いノーズライドからカービング、当て込みを入れ7.75ポイントの高ポイントを出し一気にトップに踊り出る。2位以下の選手に必要なポイントは9点台とかなり森選手は有利な状況へ。
そして、セットがこないまま終了のホーンが鳴り、森選手の2連勝が決定した。さらに森選手も昨年の最終戦から合わせて3連勝!!
うねりも続き約20年ぶりに七里ケ浜で開催されたロングボード第2戦は、Men’s、Women’sともに今年2連勝、昨年から3連勝と完璧な強さアピールする新しい幕開けとなる感じで閉幕した。