ミニマルデザインのコーヒースタンドで登山スタイルを考える
コーヒーというのはやすらぎの時間とどことなく心落ち着く香りを日常の時間の中にもたらしてくれるもの。コーヒーを淹れるという行為もまたなぜか心地よい時間となるから不思議だ。
そんなコーヒーを淹れるという行為をミニマルなデザインで作られたコーヒースタンドを使って、お気に入りの豆、お気に入りのカップを用意し、BGMにはWilliam BasinskiのCascadeなんてどうだろう。コーヒーで安らぎを得るという行為さえもミニマルに感じて来るだろう。
またさらに、コーヒーを淹れる空間にも安らぎを求めるならやっぱり山ではなかろうか?登山というものの目的がいつしか山頂へ行くことばかりとなってしまった中、もう一度なぜ山に行くのかという目的を見なおしてもらいたい。コーヒーを飲むために山に行く。立派な目的じゃないだろうか。
誰もが成し遂げることが出来ない山頂を目指すために限界に切り詰めた登山をしている人はどれだけいるだろうか?しかし、なぜか山に持っていく道具はそんな限界に挑戦するための登山で使うようなアイテムばかり。あじけないガスコンロにそっけないカップ。山そのものを楽しむならばそんなアイテムは必要ないと断言してもいい。少々重くなっても山の雰囲気にあうアイテムを用意したほうが、より山を楽しめるはずだ。
少々無骨ながらもミニマルなデザインで作られたJM&SONSのコーヒースタンド。山の中で深遠な世界に浸りつつコーヒーの香りに包まれる。BGMはEluviumのDon’t Get Any Closerがあれば会話さえいらない。こんな時間を楽しめればなぜ山に登るのかという答えは探す必要のないものだと分かるだろう。
Via:http://store.jmandsons.com/collections/accessories-ii/products/pour-over-coffee-stand