Update:201508.17MonCategory : BLUERマガジン

柴犬ラニとの1,300kmロードトリップ |旅の達人編

special edition
GO WEST!!
柴犬ラニと1,300kmロードトリップ
Road trip in Japan


東京から片道1,300km。
オール車泊という
過酷なロードトリップ・ドキュメンタリー!
プロサーファー北村吉代プロと柴犬ラニ。
すでに10回以上も九州を往復するこのふたりに
約2週間の道中、何が起こるのか!
目的地をめざし九州に向けひたすら車を走らせるのだった。

Trip Photos by Yoshishiro "moo" kitamura
Text by BLUER


2015年8月11日深夜に東京を出発した北村吉代プロは、愛犬のラニと最初の目的地である大阪に向け車を走らせていた。

遥か遠く1,300km離れた九州・宮崎を目指すロードトリップ。九州での仲間との再会、サーフィン、そして中間地点での大切な知人との再会…。
その旅の途中である大阪に、恩人と、そして愛犬家の仲間たちがいるという。
中継地点で高速道路を降り現地で1泊するというから、1,300kmを一度も下道におりず走り続けるよりは少しは休憩にもなるから安心である。

10回以上もロードトリップで九州に行っているこのふたり。とはいっても、さすがに往復2,600kmは相当なる長旅である。
BLUER編集部は心配しながら道中の写真を待っていた。

しかしそんな心配をよそに!? 早くも滋賀から大阪入りしたと思ったら、休むでもなく楽しい写真が送られてきた。

  「モロッコ」
  「ネパール」
  「オランダ」
  「ナイアガラの滝」
  「タイ」

そこはどちらですか!?
と目を疑うその場所は、花博記念公園鶴見緑地というテーマパークだという。柴犬のラニも楽しそうである。

大阪の知人と出かけた楽しい写真の数々。そして愛犬家仲間とのたのしいひと時。
わずか1泊ではあるが、大阪ではとても充実した時間を過ごし、そしてまた北村プロは高速道路を走らせた。

そしてここからが、いよいよツラい道のりのはじまりである。


しかし、北村プロは旅の達人だった。

集中的に車で睡眠をとりながら、どんどん目的地に近づいていく。

そして寝ながら写真を待つBLUER編集部員( ・ὢ・ )

  「関門海峡を渡り、九州に突入!」
  「現在1050km地点を走行」
  「大分県突入!」
  「ついたーー」

次々に写真とコメントが送られてくる。
えー!!もう着いたの!?

車で東京⇄九州を10往復もしている人は手慣れたものだ。第1回目で”過酷なロードトリップ”と言ってしまったのだが、、やはり北村プロは旅の達人であった。

しかし、しかし。道中に鬼門があるらしく、その場所を通過すると見たくないモノを見てしまうのだという。何を見たのか聞いてみると

  「左右の街頭のおじぎ」
  「タンクローリーがトンネルに見える」
  「高速道路に象やライオンが歩いている」
  「星が飛び込んでくる」

またもオカシなことを言う北村プロ。しかし、それは鬼門という名の、無理して走り続けた末の相当なる『運転疲れ』なのである。
この旅に栄養補給を提供してくれた”CLIF BAR(クリフバー)”と、愛犬家仲間からもらってくれたという、噛みごたえのある ”たこせんべい" が眠気を吹き飛ばしてくれたという。


そしていよいよ、仲間がいる海に到着!!

遥か遠く1,300km離れた九州・宮崎に到着した北村プロは、ご挨拶をすませ、まずは夕方サーフィンを1ラウンド。
そして、柴犬のラニは嬉しそうに、北村プロがいる海を見つめて帰りを待つのだった。

本来は夏をむかえる前に訪問するという九州の地。
少し遅くなってしまったこともあり、仲間との久々の再会は本当に嬉しかったのだという。
その夜、宮崎の仲間はあたたかく歓迎。そして、そんな仲間が集まる北村プロ&柴犬ラニさんの人柄がまた素晴しいことも感じさせてくれた。

さて。ここからは九州を堪能する旅のはじまりはじまり。
素晴しい九州の自然。そして、真夏の車中泊って、いったい、どうやって寝てるの!? そんな答えが見つかるかもしれない次回のレポートをお楽しみに。

第1回|出発編

第2回|旅の達人編

【予告】第3回|仲間との再会編