柴犬ラニとの1,300kmロードトリップ |1,700km突破!? 編
special editionGO WEST!!柴犬ラニと1,300kmロードトリップRoad trip in Japan♯03 1,700km突破!? 編
東京から片道1,300km。 オール車泊という過酷なロードトリップ・ドキュメンタリー! プロサーファー北村吉代プロと柴犬ラニ。 すでに10回以上も九州を往復するこのふたりに 約2週間の道中、何が起こるのか! ついに目的地である九州・宮崎に到着。 しかし15、16号のツイン台風が接近! 波はどうなるの!? 車泊は大丈夫か!?
Trip Photos by Yoshishiro "moo" kitamura Text by BLUER
2015年8月11日深夜、柴犬ラニと東京を出発した北村吉代プロは、大阪で1泊2日のたのしいひと時を過ごしたあと、鬼門の関門海峡を越え 見たくないのに見てしまうという”幻(まぼろし)”を見ながら、ついに旅の2つ目の目的地である宮崎の日向に到着したのだった。 遥か遠く1,300km離れた九州・宮崎にいる仲間。 本来はもっと早く来るはずだった旅が遅れたこともあって、仲間との再会は涙・涙の再会に。 年齢を忘れておばかなことをやり合う長年の友、プロサーファー仲間の藤井辰緒さん。 そして、おたふくのお面をかぶっているけどスリーショットにその姿が写っている(笑)日向ローカルの美人サーファーの友達。 到着した夜には、大分からも友達が駆けつけて、宮崎牛で歓迎BBQ会を開催してくれた。 野外での歓迎パーティーは、柴犬のラニにとても楽しい時間となったに違いない。 この地にあるのは「変わらぬ景色」「変わらぬ自然」「変わらぬ友」。 あたたかい気持ちで接してくれること、安心してこの地でサーフィンできること。 北村プロは、そんな仲間に、感謝の気持ちでいっぱいなのだという。
宮崎に到着してからというもの、波はスモールサイズだが混雑のないノンストレスなサーフィンができているという。
そしてその時の様子をローカルの友達がシュートしれた映像がこちら。
少し遠目ながら、1本目は北村プロのハングファイブ!もう1本は、少しサイズアップした日のライディング映像。ロングボードながらグリグリと早い完璧なるマニューバーライン!
ところで、気になるのは真夏の車泊だ。 移動の多いサーファーなら車での睡眠経験はあるかもしれない。しかし、北村プロが他と違うとすれば、愛犬との車泊である。 東京を拠点くため、波を読みながら常に移動するというスタイルを送る。 車両はTOYOTAのハイエースで容量は大きいが、ロングボードを積んでいることもあり荷物はかなり多い。 ボードを数枚、天井から吊るしつつ、ウェットスーツに業者か!?と思うほどの液体(水です)ポリタンが数本。さらに長旅の場合はその分、必要な衣類、その他工具など、後部座席の地下に完璧に収納されている。 おかげで後部座席のリビングルーム(!?)は広々。愛犬ラニに、もう一人くらいは寝れそうなゆったり空間を構築しているのは、北村プロの整理能力の高さもあるのだろう。 といいつつ、このビフォーアフターは何? BEFOREはサーフィン優先で片付けなかった場合の散乱状態。泥棒が荒らしたのではありません。 さすがにアフターサーフは片付けると、あらキレイ。AFTERは清掃後の図。夏に宿泊を伴ったり車で宿泊する際には、こんな風を通すネットをかけると虫除けにもなっておすすめ。
■宮崎のおいしいもの編
(左上から)からチキン南蛮。宮崎に降り立ったらすぐに空腹のあまりコンビニで購入。コンビニはご当地メニューが豊富です (next)朝ご飯のサザエさん (next)無着色明太子 (next)食堂「寄り道」さんの海老南蛮定食。トリじゃなくて海老なんです
■ムーさん人気者編
(左上から)友達が勤務するハワイアンカフェで (next)駐車場にて (next)大分の仲良しとランチパーティー
■こんなところあるの!?秘境編
あいた時間で秘境へ。 山道は険しく、アップダウンに加えて、断崖絶壁の細く荒れた道は、犬が歩くのは困難なほどの道。 さらに、途中、なんども川を渡っていき、終着の大滝の真下に到着! ここまで辿りついた犬はラニさんだけではないでしょうか。
さて、柴犬ラニと北村プロの一行は、そろそろ、台風のうねりを期待しつつ更なるワンダーな波を求めて移動するという。 果たして波は!? そして予想どおり、いやそれ以上に暑い過酷な車内泊はどうなってしまうのか!? すでに東京を出発して10日以上が経過。そして、気づいたら1,300kmのメータは1,700kmを突破。 旅は後半戦に突入し、次に向かうは、どうやら秘境の大分県。 素晴しい自然が待ち受ける次回のレポートをお楽しみに。