Update:201508.22SatCategory : BLUERマガジン

柴犬ラニとの1,300kmロードトリップ |1,700km突破!? 編

special edition
GO WEST!!
柴犬ラニと1,300kmロードトリップ
Road trip in Japan
♯03 1,700km突破!? 編


東京から片道1,300km。
オール車泊という
過酷なロードトリップ・ドキュメンタリー!
プロサーファー北村吉代プロと柴犬ラニ。
すでに10回以上も九州を往復するこのふたりに
約2週間の道中、何が起こるのか!
ついに目的地である九州・宮崎に到着。
しかし15、16号のツイン台風が接近!
波はどうなるの!? 車泊は大丈夫か!?

Trip Photos by Yoshishiro "moo" kitamura
Text by BLUER

2015年8月11日深夜、柴犬ラニと東京を出発した北村吉代プロは、大阪で1泊2日のたのしいひと時を過ごしたあと、鬼門の関門海峡を越え
見たくないのに見てしまうという”幻(まぼろし)”を見ながら、ついに旅の2つ目の目的地である宮崎の日向に到着したのだった。

遥か遠く1,300km離れた九州・宮崎にいる仲間。

本来はもっと早く来るはずだった旅が遅れたこともあって、仲間との再会は涙・涙の再会に。
年齢を忘れておばかなことをやり合う長年の友、プロサーファー仲間の藤井辰緒さん。
そして、おたふくのお面をかぶっているけどスリーショットにその姿が写っている(笑)日向ローカルの美人サーファーの友達。

到着した夜には、大分からも友達が駆けつけて、宮崎牛で歓迎BBQ会を開催してくれた。
野外での歓迎パーティーは、柴犬のラニにとても楽しい時間となったに違いない。

この地にあるのは「変わらぬ景色」「変わらぬ自然」「変わらぬ友」。

あたたかい気持ちで接してくれること、安心してこの地でサーフィンできること。
北村プロは、そんな仲間に、感謝の気持ちでいっぱいなのだという。

宮崎に到着してからというもの、波はスモールサイズだが混雑のないノンストレスなサーフィンができているという。
そしてその時の様子をローカルの友達がシュートしれた映像がこちら。

少し遠目ながら、1本目は北村プロのハングファイブ!もう1本は、少しサイズアップした日のライディング映像。ロングボードながらグリグリと早い完璧なるマニューバーライン!

ところで、気になるのは真夏の車泊だ。

移動の多いサーファーなら車での睡眠経験はあるかもしれない。しかし、北村プロが他と違うとすれば、愛犬との車泊である。
東京を拠点くため、波を読みながら常に移動するというスタイルを送る。

車両はTOYOTAのハイエースで容量は大きいが、ロングボードを積んでいることもあり荷物はかなり多い。
ボードを数枚、天井から吊るしつつ、ウェットスーツに業者か!?と思うほどの液体(水です)ポリタンが数本。さらに長旅の場合はその分、必要な衣類、その他工具など、後部座席の地下に完璧に収納されている。

おかげで後部座席のリビングルーム(!?)は広々。愛犬ラニに、もう一人くらいは寝れそうなゆったり空間を構築しているのは、北村プロの整理能力の高さもあるのだろう。

といいつつ、このビフォーアフターは何?

BEFOREはサーフィン優先で片付けなかった場合の散乱状態。泥棒が荒らしたのではありません。
さすがにアフターサーフは片付けると、あらキレイ。AFTERは清掃後の図。夏に宿泊を伴ったり車で宿泊する際には、こんな風を通すネットをかけると虫除けにもなっておすすめ。

■宮崎のおいしいもの編

(左上から)からチキン南蛮。宮崎に降り立ったらすぐに空腹のあまりコンビニで購入。コンビニはご当地メニューが豊富です
(next)朝ご飯のサザエさん
(next)無着色明太子
(next)食堂「寄り道」さんの海老南蛮定食。トリじゃなくて海老なんです

■ムーさん人気者編

(左上から)友達が勤務するハワイアンカフェで
(next)駐車場にて
(next)大分の仲良しとランチパーティー

■こんなところあるの!?秘境編

あいた時間で秘境へ。
山道は険しく、アップダウンに加えて、断崖絶壁の細く荒れた道は、犬が歩くのは困難なほどの道。
さらに、途中、なんども川を渡っていき、終着の大滝の真下に到着!
ここまで辿りついた犬はラニさんだけではないでしょうか。

さて、柴犬ラニと北村プロの一行は、そろそろ、台風のうねりを期待しつつ更なるワンダーな波を求めて移動するという。

果たして波は!? そして予想どおり、いやそれ以上に暑い過酷な車内泊はどうなってしまうのか!?
すでに東京を出発して10日以上が経過。そして、気づいたら1,300kmのメータは1,700kmを突破。
旅は後半戦に突入し、次に向かうは、どうやら秘境の大分県。

素晴しい自然が待ち受ける次回のレポートをお楽しみに。