【WSL #8 Hurley Pro Day4】ついにベスト8が決定!白熱するタイトルレース、ケリーは休戦!?
WSL Samsung Galaxyワールドチャンピオンシップツアー(CT)#8「Hurley Pro」大会4日目。R4~R5までの全8ヒートが行なわれた。
R4は3人ヒートで行われ、勝者1人がクォーターファイナル(QF)へ、そして残りの2人はR5で再びQF進出をかけて戦う。
オープニング、若手ブラジリアン達による白熱したバトルを制したのはフィレッペ・トレド(BRA)。
Day3の宣言通り、ビックエアーローテション1本で9.2ptを叩き出す驚異的ばサーフィンでミゲール・プーポ(BRA)、イタロ・フェレイア(BRA)を圧倒した。
現在、ブラジリアンストームを巻き起こしてるアドリアーノ・デスーザー(BRA)とガブリエル・メディーナ(BRA)も続けてQF進出!
「今大会で、グーフィーフッターにとって波のタイミングを見る事がとても重要なんだ。」「エース、ナットそしてオウェンも皆ターンする度に確実に良いライディングになってきてる。」とガブリエル。彼も日に日にターンやエアーの精度を上げてきている一人だ。
去年Hurley Proで3位だったエース・バッカン(AUS)もQFへ駒を進めた。
「ここ数日、いいサーフィンができてすごい充実してるよ。」「勝っていれば皆のサーフィンが見れるからね。誰が調子良いのかわかるし、それが僕にとって良い刺激だよ。」と前半から絶好調のジョエル・パーキンソン(AUS)。R5からQFへの切符を手にした。
「フィレッペは絶好調だね。」「次のQFでは最高の波で出来る事を祈るよ。彼は得意のエアー、僕は自分のスタイルでサーフィンするよ。」とパーコ。次のQFヒート1ではフィレッペと対戦する。
タイトルレース中のミック・ファニング(AUS)、R5ヒート3ではケリー・スレーター(USA)との激戦を制しQFへ。
得意の鋭いカービングを武器に攻めるミックに対し、ケリーは前代未聞の神技を披露しギャラリーを沸かせたがハイスコアをマークできずに敗退した。
さて、早くもタイトルレースを降りたケリーだが、次のヨーロッパ戦(WSL#8フランス& WSL#9ポルトガル)は休戦する可能性がでてきた。誰よりもツアーを熟知したケリー、今まで負ってきた怪我を考慮しての決断のようだ。
「ここ数年でたくさんの怪我を負ってるんだ。だから僕には休息が必要だよ。」
「数か月の休息は今の僕にとってはとても大事な事だよ。ヨーロッパ戦には出ないで、パイプラインだけ参戦しようかと考えてるよ。
「そうすれば5ヶ月間は休めるし、来年のツアーを回るには十分な充電期間だよ。」とケリー。
まだどのようになるかはっきりとした表明はないが、もしケリーが休息を取る場合、来年のツアーでは間違いなく最も危険な人物になるだろう。
総勢36名で行われてきた今大会もいよいよ8名に絞られた。果たしたブラジリアンストームの勢いを止める事ができるのか。そしてローワーズの女神は誰に微笑むのか。
波のコンディション次第だが、9月14日(現地時間※日本との時差16時間)にファイナルデーを行う予定。なみある?では引き続きSurflineとタッグを組み貴重な写真や映像で試合をレポートする。お楽しみに。
■ ハーレー・プロQFマッチアップ:
QF 1:フィリッペ・トレド(BRA)vs ジョエル・パーキンソン(AUS)
QF 2:アドリアーノ・デ・スーザ(BRA)vs ウィグリー・ダンタス(BRA)
QF 3:エイドリアン・バカン(AUS)vs ミック・ファニング(AUS)
QF 4:ガブリエル・メディーナ(BRA)vs ナット・ヤング(USA)
■ レポートページ:
http://www.namiaru.tv/news/?page_id=26737
■ LIVEサイト:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/mct/1281/hurley-pro-at-trestles