Update:201511.07SatCategory : BLUERマガジン

【稲村ガ崎】ひっそりと和食処つきやま

 つきやまHPより

湘南の海岸線、江ノ電沿線の中でもアクティブなイメージのある稲村ガ崎駅から徒歩5分、和食処つきやまがひっそりとある。

国道134線を曲がり、海を背に坂道をのぼって、線路を越える。

輝く青い海面と、潮風と坂道。どうしてだか、ワクワクしてしまう風景を背に、住宅地に入ったな、、、と思うあたり。うっかりしていたら通りすぎてしまうかもしれないお店。


湘南は、生しらすが有名になって久しいが、毎日メニューにあがるわけではない。

足が速いので、その日の朝に水揚げがなかったり、海が荒れた日には船が出ず、茹で上げた釜揚げしらすならあります。ということになる。この日は、ラッキーにも生しらすあり。

他にも相模湾の海の幸が、お手頃価格で並んでいる。


こちらはサラダといっても、ボリュームのある一皿。牛肉炒めがドレッシングのようになって、野菜とあわせていただくと、ちょうどよい味になる。

天婦羅御膳、お刺身御膳や懐石料理もあるが、一皿ずつがとても丁寧に手をかけられていて、数人でつまみならが、おしゃべりをしながら楽しむのなら、一品料理のチョイスでも楽しい。


煮魚は絶品。

お店のホームページの言葉によると
「“家庭で味わえない感動を!“をモットーに1手間かけた料理の 奥深さ、彩りの美をつきやまの料理でお客様に感じていただけたらと思っております。」
本当に真似なんてできそうにない。


地蛸のご飯は、オーダー後にタイミングを見計らって、土鍋で炊き上げられる。ピカピカのご飯と、美味しそうな香りもご馳走で、これが最後のお料理かと思うと寂しい気分にもなる。

湘南の海は、サーフィンをはじめとするマリンスポーツをする人も多く、おしゃれなイメージ、観光地も多いことから、受け継がれてきた漁業の営みに目が行かないことも多い。

私たちが、手軽に身近に、レジャーとは違った海の営みを感じられるのは、海の幸のお料理かもしれない。

朝、海を見渡せば、マリンレジャーの向こうには、颯爽とでかけている漁船の姿もみることができる。お料理を楽しみつつ、いつもと違うイメージから海を眺めと、もっと世界が広がっていくのを感じることができるように思う。

 

和食処つきやま
〒248-0024
鎌倉市稲村ガ崎1-12-10
TEL0467-23-6772
http://www.tukiyama.com/