Update:201512.03ThuCategory : BLUERマガジン

柴犬ラニと海のストーリー#06|ホームセンターでお買い物

「さぁ、でかけるよ!」

車は大好きなラニさん。大好きな海に行けてたくさん走って遊べると思っている。

そして何より、海でお留守番してる時にたくさんのおやつがもらえるのもよくわかっている。

海の帰りは安いガスステーションで満タンOK!

地方は意外と安いスタンドがいくつかあるので助かります。

ラニさんにとって欠かすことのできない食材を買うためたくさんの種類の商品が並ぶ大型ホームセンターへ。

車を駐車するなりソワソワするラニさん。どこへ行くのか、もうわかっている。車から降りるとグイグイ引っ張り「早く、行こうよ!」。

ここの大型ホームセンターはワンコ同伴買い物OKの優しい店舗。

専用のカートが設備され一緒に買い物が出来るのは非常にありがたい。

ラニさんは入口付近で立ちどまる。そしてショッピングカート前でクンクン。慣れた調子でカートに「乗せて!」とせがむ。

乗せると、ちゃんとおとなしくお座りしてカートドライブを楽しむのが大好き。

さっそくペットコーナーへ、しらぁ~とした顔でカートを走らせる。

「ねぇ、何買うの?」なんて言ってはないだろうが一応物色する。

ここではクンクンもしない。密封されているおやつからはおいしいにおいはまったくしないから。

買うおやつは、ラニさんの定番がある。ささみのおやつは大好物。

色々なメーカーで、同じような商品がたくさんあるがラニさんなりに食のこだわりがある。

たまに、見た目が同じで安い商品を買ったことがある。

そのおやつをあげたら匂いをかいでプイッ!「えっ~?おいしいよ!」といっても、あさってのほうを向いたまま「いらない」のそぶり。

自分もプイッとした商品を食べてみる。確かにおいしくない。大変なセレブ女である。

それなりに嗅覚でおいしい物とまずい物がわかるなんて君は凄いな。

おやつを買う時に注意したいのは、どんなにおいしい商品でも買うのは国産品のみ。海外物は一切買わない。

車のコーナーに来たよ。

ラニさんの車での定位置は助手席。何か快適な商品を物色していると…。

なんと見本の小さいシート発見!一応買うときにラニさんに相談。

「これなんてどうだい、座れんじゃない?」

ラニさん、興味ない物にはプイッとする。却下だった。

おやつ買って店内奥へ行くと犬や猫が販売されている。

小さな子犬や子猫ばかりだ。

たくさんの買い物客や子供連れが見に来る人気のコーナー。みんな赤ちゃんで、とても可愛らしく全部ほしくなる。

ここで子犬がどこからくるのか?を少し長くなりますが読んでください。

多くのペットショップで売られてるこの子達は、ブリーダーか、市場のセリで犬を仕入れる。ブリーダーで買うところはまだいいかもしれないが、大きいペットショップほどセリでの仕入れになる。

まじめにブリーディングをしている業者もあるが、中には仔犬生産工場といわれる劣悪な環境で犬の繁殖・販売をしているブリーダーも居る。

問題になるのは、悪質ブリーダーで、子犬の母親は狭いゲージに閉じ込められ無理に繁殖目的で交配させ仔犬を生ませます。産むことだけが役割のため、水や餌は最小限、もちろん一生散歩などせず皮膚や骨もボロボロにさせられ一生涯を終わらせるというもの。

日本での犬販売も正直、この実態を知って買っている人は少ないと思う。

正直言ってペットショップで自由に犬を購入できるのは反対。出来ればペットショップ廃止するよう日本の法律も改善してもらいたいと思う。

ヨーロッパでは犬を飼う法律が出来ている。

日本も欧米のペット先進国のように、ブリーダーは一種類の血統のみをブリーディングしメスには一定の回数以内しか出産させてはならないという規制を設けてほしい。

どうしても飼いたい場合はブリーダーまで直接出向き、迎え入れる必要がある。

2013年9月に改正された動物愛護管理法で、子犬の現物確認と対面説明が義務付けられた。

問題は、しっかり最後の命果てるまで家族として面倒できるか。

ただなんとなく可愛いから買った人が、何かと理由を付けて飼育放棄している例も多く、その多くの犬が保健所で昨年度全国で3万頭近く殺処分されている。

この実態も長くなるので省略するが、飼う前に人間の家族と認識して迎え入れてほしい。

自分の都合で大事な家族を永久処分しますか?

そんな殺処分をさせまいとしている勇敢な人たちも全国にたくさんいる。民間団体がボランティアで殺処分目前の犬や猫を救う保護活動団体。

ここでは、救われる命をつなぎ、大事に育ててくれるセカンドパートナーに譲渡している。当然、いままで飼われていた犬なので、かわいい子ばかりで人間に慣れている子が多い。

数年前、自分も大阪にある動物愛護施設を見学に行った。

このシェルターは人里離れた山奥にひっそりあります。犬だけでも1000頭はいる

 施設で働く数多くのスタッフはボランティアで住み込んで世話をしている人も多い

すべてのワンコたちが名前も性別も判断できるっように檻の外に札を出し新しい家族がくるのを待っている

悲しく訴える子猫

 自分の気配に気づき無邪気に遊んでほしいと近寄ってくる子がほとんど

 

おとなしくて、かしこそうな子がたくさんいました。中にはあかちゃんの犬や猫も。

これから先、犬や猫を家族として迎えたい、飼われたいと考えているのであれば、ペットショップではなく、住まい近くの動物愛護施設や動物保護団体をのぞいて見てください。

そこに必ずフィーリングが合う犬がいるはずです。そして何度か会いにデートしてみてください。

きっと見つかりますよ!

数多くの団体がネット等を通して保護動物のネットワークが張り巡らされているので犬の写真だけでも、見てあげてください。そしてゆっくり時間かけて家族にしてあげてくださることを願っています。

長文になりましたが最後に、ラニさんは一番大切な自分の家族です。