【必見】市東重明の魅力に迫る「VISSLAクリエイター&イノベーター」
VISSLAクリエイター紹介、の第2弾は市東重明。
今や話題沸騰中のブランドVISSLAのメインライダーを務め、スタイリッシュなサーフィンの腕前だけでなく、モデルやアーティストなど様々な分野で活躍している大注目のプロサーファーの1人だ。
去年雑誌『アスリート・サファリ』(日之出出版)主催「アスリート・ドレッサー・アワード2015」も受賞した事でご存知の方も多いはず。そんな多才な市東が、多忙なスケジュールの合間を縫って特別にインタビューに答えてくれた。
1.サーフィンを始めたきっかけは?はじめるにあたり影響を受けた人はいますか?
小学生の頃からスケートしていて、いつかやりたいなと思っていて、高校生になって始めました。
始めた頃、初めて買ったサーフィンビデオがクリスチャン・フレッチャーのシグネイチャービデオで、擦り切れるくらい見まくった。
2.色々なサーフボードに乗ってますが、今注目しているサーフボードのモデルやサイズなどあれば教えて下さい。
全てのボードが気に入っています。波のコンディション次第と気分で色々乗り換えます。
今年はカリフォルニアのJeff maccallumをゲストシェイパーに招き、限定10本のスペシャルボードをリリースします。サンディエゴの風合いを感じて欲しいです。
3. Visslaのライダーになった理由や経緯など教えて下さい。
Visslaの日本でのローンチする前に、オファーを頂きました。
ブランドコンセプトとイメージが最高だったので、すぐに契約しました。
Visslaへの移籍は、今思うと正しい選択だった、自分の可能性もブランドと一緒に更に広がった感じがする。
4.これから契約ライダーを目指すサーファーに何か良いアドバイスなどあれば教えて下さい?
コンぺサーファー、フリーサーファーにしても同じことが言えるが、自分のスタイルをしっかりもつこと。海の中だけではなく、ライフスタイルも重要で、個性をしっかり持ってクリエイティブになること。
5.サーフィンをしてて良かった事は何ですか?
とにかく友達がたくさんできたこと。
長年サーフィンやっててやめようかなって思った事ありますか?
無いですね。サーフィン以上のマスターベーションに出会ったことがない。
7.プロサーファーとして活躍していますが、サーフィンしてなかったらどんな人生になっていましたか?
普通のサラリーマンか、ダメ人間になってましたね。笑
サーフィンしていない人生が全く想像できない。
8.コンペはあまり好きではないのはなぜですか?
アマチュア時代からコンペは好きではなかったですね。サーフィンが、他人に採点されるとか、1つの基準の枠の中で、縛られるのはずっと疑問に思ってました。
サーフィンのいいところは自由なところです。どんなボード乗ろうが、どんなラインを描こうが、自由。
それがサーフィンだと思います。他人から波を奪い合うより、シェアするほうが好きですね。
9.今はロングやオルタナティブなど様々なボードに乗ってるイメージが強いですが、何かきっかけなどありますか?
コンペ時代からロングやフィッシュ、シングルフィンに乗っていました。
当時、契約していたメーカーもフリーサーファーになることを認めてくれて契約金も変わらずサポートしてくれました。非常に感謝しています。
世界的に見てもプロサーファーとしてのありかたもスタイルも時代と共にシフトしてくフェーズだったと思います。
フリーサーファーになってから、自分のサーフィンスタイルの真髄を追求できることになり、思う存分色々なサーフボードに乗れて、スキル的にも上手くなったと思う。
今のスタイルが自分に合っています。サーフィンってショートからロングまで多種多様なサーフボードがあり、乗り方も用途もそれぞれ違います。1つのボードデザインしか乗らないなんてもったいない。
10.サーフィンをする上でココロがけている事を教えて下さい。
波のコンディションと気分でサーフボードのチョイスをする。
これによって楽しめる幅が広まります。
サーフィンの技術では、波のパワーを利用し、レールを使いスムースにターンをする。
理想は一筆書きのワンラインを目指している。
どれだけ波と同化するか、波に逆らわず波と一体化するかということが重要だと思う。
決っして逆らわず、調和することです。
11.サーフィン向上のためにトレーニングはしていますか?
コンペ時代はパーソナルトレーナーをつけて、ジムで一生懸命にフィジカルのトレーニングしていました。スケートもかなりやりました。
12.どんなトレーニングしているか教えて下さい。
現在では、ヨガを取り入れています。現在は、筋トレはしないでサーフィンだけです。
13.サーフィン向上のために色々試してきたと思いますが、やってて良かった事又逆に悪かった事を教えて下さい。
一般のサーファーにも言えることですが、筋力より柔軟性が必要ですね。
自分がサーフィン向上のためにしてきたことは無駄なことは一つもないです。
14.今憧れている or 目指している人はいますか?
カリフォルニアのRyan Burchが一番サーフィンうまいと思う。どんなサーフボードに乗らせても上手い。参考になります。
15.サーフィンだけではなく、モデルやアーティストなど様々な分野で活躍していますが、今後目指す方向性などあれば教えて下さい。
プロサーファーとして、サーフィンしていない一般の方にも知られるようになって、サーファーってかっこいいな、面白い人達だなと思ってもらえたら嬉しい。
常に、サーファーであるということを自覚して活動しています。サーファーって、一つの人種だと思っている。多くの人にサーフィンを知ってもらえるよう努力しています。
サーファー人口拡大やサーフマーケットの活性化に貢献できるなら、なんでもやってやろうという心構えで仕事を受けています。
先輩プロサーファーとして、次の世代のプロサーファー達が活躍できる環境を作っていきたい。プロサーフィンを興行化して競技ではなくエンターテイメントのコンテンツとして成り立つようにしたいですね。
16. 写真の愛車を紹介して頂けますでしょうか?
1968年のシボレー・インパラを所有しています。
排気量5.7Lのキャブ車です。
10代の頃からいつかはインパラに乗りたいと思っていました。夢って想い続けると実現するんですね。
車はホットロッドな感じのカスタムにしていきたい。
これで海に行って、ウェットスーツでそのまま帰ってきちゃいます。笑
ビカビカにショーカーぽいのは好きではなく、普段の足で乗ってます。
17.アーティストとして活躍しています、どのような絵を描きますか?
ちょっと前までは、トラディショナルなセイラーtattooモチーフのデザインとかに影響されて描いていました。でも、最近はオリジナルがいいと思っていて、自分の頭の中のものをそのまま吐き出すようにしていますね。
18.サーフトリップで最高だった場所などあれば教えて下さい。
2年前に、北海道を車で旅したんですが、向かう先々でいい波が待っていて、まさにミラクルでした。車での総移動距離が約2週間で2500キロも走りました。食べ物、波、景色、仲間どれも素晴らしかった。忘れられないトリップです。
今まで自分のスタイルをしっかり持ってきたからこそ見える市東重明の魅力!これからも彼の活躍には目が離せなくなりそうだ。
■ VISSLA「ヴィスラ」
http://www.vissla.jp