東京オートサロン2016を振り返って
みなさんこんにちは。カーヴィン社長の渡辺忠夫です。
今年の東京オートサロンも無地終了しました。カーヴィンのブースにお越し頂いたお客様には改めてお礼申し上げます。
イメージチェンジ
今回のデモカーやブースの装飾はメディアや同業者さんなど、たくさんの方に驚かれました。
「どうしちゃったの?」とか「探して近くを歩いてたけど最初分らなかったよ」など。
確かにかつての歴代デモカーは、ボディカラーはブラックだったりパールホワイトを使っていましたし、エアロを装着し20インチの大口径ホイール、ロープロファイルタイヤを履いてスポーツカスタム風に演出していました。
インテリアもレカロシートを装備、弊社の主力商品であるベッドキットもブラック×ホワイトの組合せでモノトーンを基調としていました。
そんなカーヴィンが、ガラッと雰囲気を変えました。
モチーフは60~70年代のカリフォルニアのビーチです。
ぼくの友達や古くからのお客様には知られていることですが、ハイエースのベッドを作り始めたきっかけはサーフィンなんです。
サーファーがホームセンターで材料を購入しベッドを手作りしている。
そんな文化が以前からありましたが、そんなサーファーにぼくが持っている技術で手助けできれば。そんな思いからでした。
そんなきっかけでハイエース用のベッドを造り、それまで縁が全く無かった車業界の仲間入りを徐々にさせていただいき、弊社の業務内容もずいぶんと変化してきました。
でも車業界でお仕事をさせていただいていた中でも、ぼくの心はずっとサーフィンと一緒です。
最近はハイエースのドレスアップアイテムとしても注目されているベッドですが、カーヴィンのベッドは自動車用のアクセサリーであると同時に、サーフィン用のギアであって欲しいとの願いがあります。
そこで、今一度サーフィンの世界を感じて頂けるようなプロモーションをしていこうと、昨年から構想を温めていました。
ぼく自身がサーフィンに乗っていきたい車
このブログで何度も紹介していますが、昨年ぼくはフォルクスワーゲン・タイプ2(ワーゲンバス)を手に入れました。
可愛げがあるワーゲンバスですがなんと50~60年前の車です。ハンドルも重いし、空調も無いし、エンジンをかけるのも大変です。出先で壊れる可能性も大です。しかもなぜか最近は価格も高騰しています。クラシックカーを乗りこなして行くにはかなり根性が必要です。
でもワーゲンバスに乗るようになって判ったことのひとつに、この車はなんて大勢の人を笑顔にするんだろう、ということです。
この車を見かけた人は皆「かわいい~」と寄ってきますし、どこかに停めておくと、みなさん写真を撮っていきます。
なんとも言えない愛くるしいマスクとスタイルが人を幸せな気持ちにさせるんだなーと実感するようになりました。
ひとつのヒラメキがぼくの中に生まれました。
こんな幸せな気持ちをハイエースで作り出せたらなぁと思い始めたのです。
ぼく自身がサーフィンに乗っていきたい車、これがキーワードでした。
原点回帰
そんなわけで、ぼくにとっては原点の「サーファーの車」ということを明確にしたコンセプトで今回のオートサロンに披露しました。
サーファーにとって憧れの地、カリフォルニアをモチーフにした今回のデザインは、ちょっと年月が経って古びた感じ、でも同時に上品でおしゃれなニュアンスも併せ持つ癒される空間を意識しました。
そして昨年からリリースしているインテリア雑貨も併せて装飾しました。
オートサロンの展示レギュレーションぎりぎりの装飾だったかもしれませんが、これからのカーヴィンの世界観を感じ取っていただけたかなぁと思いますがどうだったでしょうか。
、
当然ワーゲンバスにも自社製作のベッドを設置しました。
昨年は実際にこれで車中泊もしましたよ。
ワーゲンバス、初めてサーフィンに行く
カーヴィンではブラックを基調としたベッドやインテリアがとても好まれていますので、もちろん引き続き従来デザインの製品も販売していきます。
新しいイメージを打ちだしたカーヴィンを今年もよろしくお願います。
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