JPSA2016ショート第3戦はジャクソン・ベイカーが優勝!
JPSA×WSL JAPAN co-sanction event YUMEYA SURFING GAMES TAHARA OPEN supported by Blue eco systemはファイナルデー。
波のサイズは腰~腹、風は弱いサイド。サイズは昨日より下がっているので、いかにポテンシャルのある波をキャッチできるかにかかっている。
8:15にMen’sのQFからスタート。
H1には日本の大野修聖が登場。対戦相手はI Made Rondi(IDN)。
ファーストライドは大野の3.50だが、直ぐにRondiが6.50を出し逆転。その後5.00を出し突き放す。大野も7.00を出し追撃するが、波に恵まれずヒート終了。
M.Ohno/Photo:S.Yamamoto
H2は河谷佐助とDonato Alan(BRA)。オープニングウェーブは河谷が乗り5.00。Alanが次に乗り6.00をマーク。さらに2本目に7.25を出しその差を広げる。河谷も2本目に5.00を出すが差は縮まらないが、3本目に6.10を出しジワリと差を詰める。そして河谷が4本目に8.00のエクセレントを出し逆転に成功。この時点で残り時間は5分。その後は大きな動きはなくヒート終了。河谷がラウンドアップ。
S.Kawatani/Photo:S.Yamamoto
H3はJackson Baker(AUS)と中塩裕貴。オープニングライドは中塩が乗り、すぐさまBakerがライド。3.50と6.00でBakerがリード。Bakerは3本目に大きなスプレーを飛ばすフィンを抜くアクションを入れて8.75のエクセレントを出し差を広げる!中塩が逆転するにはコンビネーションとなり苦しい展開。Bakerは4本目に6.75を出し更に差を広げる。そのまま状況は変わらずBakerがラウンドアップ。
Y.Nakashio/Photo:S.Yamamoto
H4はFarias Gabriel(BRA)と仲村拓久未。仲村が2本目にバックハンドへ乗りストレイトアップのアクションからレギュラーへ乗り継ぎスプレーの飛ぶアクションを入れて8.25を出しトップに。さらに3本目に5.90を出し差を広げるが、GabrielはAirをかなりの高確率で決めてくる選手なので油断はできない。しかし、仲村は6本目に良い波をとり6.60を出しコンビネーションに追い込む!そしてそのまま終了で仲村がラウンドアップ。
T.Nakamura/Photo:S.Yamamoto
続いてWomen’sのSFへ。
H1はPoppke Kallera(PYF)と野中美波。野中はまだ中学生でこの大会でJPSAプロ公認を取得した選手。序盤はPoppkeリードして進む。波のチョイスが難しく野中は苦しみながらヒートは進み、その差は縮まらず終了。野中は残念ながら敗退した。
M.Nonaka/Photo:S.Yamamoto
H2は脇田紗良と松田詩野。オープニングライドは松田5.00と脇田4.00とほぼ互角なスタートとなり、その後松田が6.00を出しトップに、しかし3本目と4本目に5.35と5.80を出し脇田が逆転。そして脇田が6本目に7.50を出し突き放しにかかる。終了間際に松田も粘り7.00を出すが届かず終了。脇田のファイナル進出が決まった!
Women’のファイナリストはPoppke Kallera(PYF)と脇田紗良。
S.Wakita/Photo:S.Yamamoto
そのまま試合はMen’sのSFへ突入。潮が引き始めややコンディションは上向きに!
H1はRondi I Mde(IDN)と河谷佐助。河谷は1本目にレフトへ走り5.50でリードする。さらに2本目も4.60を出すが、Madeが2本目に6.00、4本目に7.00を出し逆転。その後動きが無く河谷が敗退、Madeがファイナルへ。
H2はJackson Baker(AUS)と仲村拓久未。オープニングウェーブは仲村が5.75を出し、続いてBakerが6.75。Bakerが序盤は積極的に乗り3本目に7.75を出しリード。仲村は1本目を乗った後はじっくりと波を待つ。仲村は2本目に6.90を出し追撃するが結局波が来ずBakerのファイナル進出が決まった!
Men’sのファイナリストはRondi I Made(IDN)とJackson Baker(AUS)。
いよいよWomen’sのファイナルへ。
Poppke Kallera(PYF)と脇田紗良の対戦で、脇田はホストプロだけに負けられない。
開始ホーンが鳴ると同時に脇田がオープニングウェーブに乗り4.25。そして3本目に脇田が3.80を出してリードする。しかし、Kalleraが6本目に5.50を出し逆転。脇田に必要なポイントは4.01。潮が引いてサイズダウンし、力も無くなりさらに難しいコンディションに。Kalleraは8本目に5.00を出し差を広げる。粘る脇田も8本目に4.85と5.25を出し追いすがるが無情にも終了のホーンが鳴り、Poppke Kallera(PYF)の優勝が決まった。
Poppke Kallera/Photo:S.Yamamoto
Photo:S.Yamamoto
Men’sのファイナルは潮が引いている状態でスタート。オープニングライドはBakerが乗り、ライト方向へスプレーがもの凄い3マニューバーを入れ8.50のエクセレントをいきなり出す!Madeも5.50で続くが、Bakerが2本目も7.25で突き放す!Madeは2本目に6.90を出し差を縮める。さらに3本目にフロントローテーションを決めるがコンビネーションにならず6.65。依然差は縮まらず8.85。そしてカウントダウンがはじまりBakerの優勝が決まった!
J.Baker/Photo:S.Yamamoto
Photo:S.Yamamoto
今回優勝したJackson Bakerは19歳。昨年のJPSA×WSLの四国・生見大会ではじめて会い、今年の湘南OPENで再会。また、湘南滞在中はなみある?鎌倉オフィスの近くにステイしていたこともあり度々顔を合わすことに。湘南OPENでNAMIARU? SHRED CREWの新井洋人が優勝をしたので、この大会は自分が優勝するんだと話してくれたBaker。その言葉通りキレキレのサーフィンで見事優勝を飾るのはカッコいいではないか!
おめでとう!Jackson Baker!
結果
Photo:S.Yamamoto
Men’s
優勝:Jackson Baker (AUS)
2位:I Made Rondi (IDN)
3位:河谷佐助、仲村拓久未
Photo:S.Yamamoto
Women’s
優勝:Karelle Poppke (PYF)
2位:脇田沙良 (HAW)
3位:野中実波、松田詩野
Photo:S.Yamamoto
敢闘賞
河谷佐助
川合美乃里
Photo:S.Yamamoto
GoPro HERO OF THE DAY
河谷佐助
松田詩野