Update:201704.15SatCategory : Namiaru? News

【JPSA2017 ショートボード開幕戦】佐藤魁は念願の初優勝!女子は川合 美乃里が勝利!

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4/10 ~4/14までバリ島クラマスではJPSA2017ショートボード「GARUDA インドネシア /旅工房 ムラサキプロ supported by 東京横丁六本木」が開催された。

長きに渡り行われてきた大会もいよいよ最終日。

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波はサイズダウンしたものの、潮の上げ込みを狙い、3〜4フィートで面ツルでチュービーな波は健在! 最高のコンディションの中メンズはSFからウィメンズはQFから全てのヒートが行われた。

波が良くなると確実にエクセレントスコアに繋げてくるトッププロ達。バックアップスコアをどれだけ揃えられるかが勝敗の鍵になってくる。

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その強豪たちの中からファイナルへと勝ち進んだのは、大澤信幸、和井田理央、田中英義、佐藤魁の4人。

高得点が連発し混戦する試合はまさに鳥肌もの。凄い試合を見せてくれた。

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前半、大澤はオープニングからチューブライディング。その後もインサイドまできっちり波を乗り繋ぐライディングで確実にポイントを稼いでいく。

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バックアップもしっかり揃えトータル15.5ptと試合を大きくリード。

田中や和井田はチューブを狙うもタイミング合わせられない。

佐藤もクリティカルなセクションでアプローチを見せるも最後までメイクできずポイントに繋げられない。

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それでも、和井田は持ち前の捻り込むカービングターンで7.9ptに繋げる。

試合が大きく動き出したのは中盤に差し掛かってから、

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佐藤が大きめのセットを捕まえるとスタイリッシュなグラブレールのディープバレルをメイク!

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その後のクローズセクションにもしっかり当て込みパーフェクト10を叩き出した。

ハワイで修行しているだけあり素晴らしいチューブライディングを披露する。

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その波でリズムを掴んだ佐藤が再びバレルをメイクしラディカルなターンで波をコンプリート! トータル19.25ptと大きく突き放す。

コンビネーションの状況に追い込まれた3人の選手達。

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それでも田中は大きめのセットを捕まえるとディープバレルを同じ波で2回もメイクし10ptライド。

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ベテランの意地を見せる。

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和井田も応戦し、ダウルバレルをメイク! エクセレントの8.25ptを出すが一歩及ばず。

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どうしてもバックアップを揃え逆転したい田中は最後大澤の波に手を出しインターフェアを取られてしまう。

佐藤が大きく試合をリードしたまま試合終了となった。

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佐藤魁が念願の初優勝!

今まで準優勝で悔しい思いをしているだけにクラマスでの優勝は最高だった。

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「この場所で優勝できた事は僕にとって自信に繋がった。」

「家族、テラスハウスのメンバー、そして負けてる頃からサポートしてくれたスポンサーなどたくさんの人が支えてくれたおかげです。同世代がずっと優勝していく中、勝てなかったり準優勝だったりだけど、ここクラマスで初優勝できたのはとても嬉しいです。」

「会場で応援してくれたお父さんの存在は大きかったです。」

「地元の大先輩であるノブ君(大澤信幸)と試合できた事は嬉しいの一言。」
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現在、ハワイでのテラスハウスの仕事で多忙なスケジュールだが、しっかり練習だけは自分のペースでやっていたという佐藤。「今年はグラチャンを狙いたい」と強気のコメント。今後のツアーで目が離せなくなる選手の1人だ。

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女子のファイナルは川合美乃里 、西本萌エミリ、脇田紗良、松田詩野。全員が10代という世代交代したヒートに。

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川合はオープン二ングからサイズある波を捉えると、クリティカルなターンをインサイドまで繋ぎいきなりエクセレト8.0ptを叩き出す。

セミファイナルと同様でかなり好調なスタート。

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続く松田もきっちりと技で繋ぎ6.0pt。

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エミリもボトムをしっかり使ったストレートアップのターンの7.0pt、

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そしてバックアップも6.5ptとしっかり揃えて試合をリードする。

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前半戦、ミスが目立った脇田だが、持ち前の捻り込むカービングターンを武器にインサイドまで繋げ7.5ptをメイク。

皆早くバックアップを揃えたいが波をコンプリートするのに苦労している様子。

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それでも、川合が形良いセットを掴むとパンチの効いたターンを3発インサイドまでまとめ、エクセレントの9.0ptで逆転に成功。

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それに応戦する松田、

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脇田もファーストセクションで深いボトムターンから鋭いカービングを見せるもセカンド、サードとメイクできない。

川合が試合を大きくリードしたままホーンがなり試合終了。

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流石は昨年度チャンピオンの川合、圧巻の演技で優勝し、2017年好調なスタートを切った。オメデトウ!

「凄い良い波で開幕戦優勝できたのは本当に嬉しい」

kawai-interview

「いつもサポートしてくれるスポンサーや家族そしてライブで応援してくれた方々には本当に感謝してる。」

この後すぐにスマトラのQSの方に行く多忙なスケジュールの川合。この調子で次の試合も頑張って欲しい。

■JPSA2017ショートボード開幕戦結果
Men’s 

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優勝:佐藤魁
2位:和井田理央
3位:大澤信幸
4位:田中英義

Women’s

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優勝:川合 美乃里
2位:西本萌エミリ
3位:脇田紗良
4位:松田詩野

バリ・日本親善試合結果

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優勝:Dedi Santos
2位:Nyoman Satori
3位:大野修聖
4位:加藤嵐

敢闘賞

kantoushou2

松本カイ,庵原 美穂

SFで10ptを出したバリ島在住の和井田理央はまだ弱冠17歳。

rio

ディープバレルをメイクした後に見せる、この凄まじいターン。この先の成長が楽しみだ。

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松本カイもバレルをメイクし9.9ptと素晴らしいライディングをしたが惜しくもSF敗退。

今大会最も高得点で混戦したSFh1。
arashi2

昨年度チャンピオンの加藤はバックアップが揃えられずにSFで敗れた。

zyuri

エクセレントスコアに繋げたかった西元梨乃ジュリもSFで敗れた。

miho

庵原 美穂もバックアップを揃えられずSF敗退。

続く第2戦目は6/23(金)〜25(日)に行われる「伊豆下田CHAMPION PRO Presented by LesPros entertainment」。この試合の模様もライブ配信していくのでお楽しみに!

Writer: So Sugaya

■LIVE配信ページ
http://www.namiaru.tv/live/jpsa/

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