【JPSA2017 ロングボード第3戦】森大騎と田岡なつみが今年初優勝!
6/2(土)〜3(日)、千葉県いすみ市太東ビーチではJPSA2017 ロングボード第3戦『昭和エンジニアリング presents 太東ロングボードプロ』が開催された。
Day1よりもサイズアップして迎えたファイナルデー。風の影響を受けたものの腹から胸セット肩のリッパブルな波がコンスタントにブレイク。
4マンプライオリティーを用いて男子はR5から、女子はQFからの全22ヒートが行われた。
強者が残る最終日、QFから先はエクセレントスコトスコアを出さないと勝ち上がる事ができない状況。
そん中熾烈なバトルを勝ち抜きファイナルまで進んだのは堀井哲、森大騎、塚本将也、浜瀬海の4名。
30分ヒートで行われたファイナル。
オープニングウェーブは浜瀬が長めのノーズから、クリティカルなターンを2本まとめ6.0pt。
堀井はオープニングからサイズのあるレフトを見つけると、長いバング5を2セクション見せてからインサイドセクションもしっかりとコンプリートし、エクセレントスコア8.5ptを叩きだす。
これに負けじと太東をホームブレイクとする森大騎が応戦。堀井を上回る8.65ptをメイク。
その後立て続けに乗った波で2本目のエクセレントスコアをメイク。トータルスコア16.90ptにし、他をコンビネーションに追い込み大きくリード。
序盤、なかなかペースを掴めなかった塚本もハング5からボトムをしっかり使ったターンでグッドスコア。
浜瀬はノーズからノートリムのターンを見せでグッドスコアをメイクし、コンビネーションを抜け出す。
バックアップを早く揃えたい堀は、形の良いセットを掴み7.4ptだすも、一歩及ばず。
森がオープニングから終始試合をリードしたまま終了のホーンが鳴った。
ディフェンディングチャンピオンの森は昨年度に引き続き連覇を果たした。優勝オメデトウ!
女子のファイナリストは小山みなみ、田岡なつみ、菅谷裕美、小高恵子
小山はオープニングから良い波をキャッチすると、ノーズとマニューバーでインサイドまで技で繋いでグッドスコアをマーク。
さらに立て続けに波に乗ってバックアップを稼ぎ大きくリード。他の選手達に序盤からプレッシャーをかける。
菅谷もハング5から10と応戦する。
オープニングはスロースタートだった田岡だが形良いレフトをキャッチすると、ハング5から10を2セクション、そしてインサイドの波もしっかり当て込んでエクセレントスコア9.5ptを叩き出して逆転に成功。
コンビネーションを抜け出したい小髙は必死で追いかける。
小山は長いハング5から高さのあるリエントリーを決め6.6ptと再び1位のポジションに。
しかし田岡もハング5からフローターで再逆転。凄まじいシーソーバトルを繰り広げる。
ハイポイントに繋げたい菅谷、
そして小髙も長めのハング5で攻める。
その間にも田岡はさらにその差を広げていく。
逆転にエクセレントスコアが必要な状況の中、後を追う小山、
菅谷も掘れたセクションに当て込み果敢に攻めるもそのシチュエーション変わらず、そのまま試合終了。
太東をホームポイントとする田岡、今年3戦目にして見事初優勝を飾った。
家族に担がれ最高の笑みを見せる田岡。 優勝オメデトウ!
■JPSA2017ロングボード第3戦結果
Men’s
優勝:森大騎
2位:堀井哲
3位:浜瀬海
4位:塚本 将也
太東で3年連続勝利している森大騎は
「毎日レフトを中心にサーフィンしてました。波が上がって良いパフォーマスできて本当に嬉しいです。」
「1戦目2戦目と不調でしたが、こうして3戦目を優勝する事ができて皆様の応援のおかげだと思います。これを機に引き続き頑張るので応援よろしくお願いします。」
「グラチャンを視野に入れてハットトリック決める気持ちで頑張ります。」とコメントした。
Women’s
優勝:田岡 なつみ
2位:小山みなみ
3位:菅谷裕美
4位:小髙恵子
「小さい頃から練習してきた太東で優勝できた事は本当に嬉しいです。」
「いつも両親が来ると負けてしまうんですけど、やっと優勝できて良い所見せられたかなと思います。」
「ファイナルは自分の持ってる最大限を出して責めるサーフィンをすると決めていて、それが実行できたのでよかったです。」
「今年、7年目なので、グランドチャンピオン目指して頑張りたいです。」と強気のコメントをした。
ここ数年、来日の度に毎回優勝するという偉業を成し遂げてきた喜納元輝だが、今大会は太東のローカル達に抑えられQFで姿を消した。
JPSA2017ロングボードツアーもいよいよ折り返し地点。現在の男子のランキングは森 大騎(4440pt)、堀井 哲(4280pt)、塚本 将也(4140pt)、尾頭 信弘(4050pt)、浜瀬 海(4030pt)の順。
女子は田岡なつみ(4940pt)、植村未来(4220pt)、鈴木由貴(4020pt)、菅谷裕美(3790pt)、小栗瑞恵(3550pt)がトップ5にいる。
果たしてグランドチャンピオン争いの行方は!?
続く第4戦目のALL JAPAN PROは9月6日(水)~10日(日)に神奈川県藤沢市鵠沼海岸で開催予定だ。
なみある?では引き続きこの試合の模様もライブ中継していくのでお楽しみに!
【関連記事】
-【JPSA2017 ロング第3戦】4名の選手がプロ合格!小山みなみ&浜瀬海が最高点をマーク
■ライブ配信ページ
http://www.namiaru.tv/live/jpsa/