ワーゲンバスのテールランプ、改善計画・施工編
以前お伝えしたワーゲンバスのテールランプ・リフレッシュ計画、
ワーゲンバスのテールランプ、改善計画・設計編
これまで、火災の最大の原因であったバッテリーが固定されていない件の解決を経て、ようやく施工が完了しました。
今日はその模様をお伝えします。
Flat4で新たに購入したテールランプの使い物にならない端子をカットして、3極コネクターを取り付けます。
以前に紹介した3極コネクター。防水仕様になっていて、自動車に使うには最適。
テールランプ側のコネクターが出来上がりました。
そして車両側の配線は、劣化したチューブを撤去して新規のチューブを使います。
ここで、コルゲートチューブを使うという方法もありますが、クラシックカーであるバスにはコルゲートチューブを多用したくありません。
現代の自動車もコルゲートチューブと柔らかいハーネスチューブを使い分けています。
自動車メーカーがチューブの使い分けをどんな法則で行っているか知るよしもありませんが、自動車を触っている経験から推理してみると、
- コルゲートチューブ:高熱や強い振動などで電線が痛みやすい場所→エンジンルーム内など。
- ハーネスチューブ:上記以外の、車両の内装内部を這わせている配線。
こんな感じでしょうか。上記の法則で言うとバスのテールランプはエンジンルームに有るのでコルゲートチューブ、ってことになりますが熱源の近くに配線するわけでも無いし、雰囲気も重視してハーネスチューブで行きます。
このハーネスチューブ、簡単に入手するにはDAYTONAというところからネットで買うことができます。
いろんな場面で使用することを考えて、チューブ径を5mm、8mm、10mm、13mmの4サイズ入手しました。
この商品は、画像のようにグルグル折り曲げられてブリスターパックで送られてきます。
この「折りぐせ」がくせ者で、のちの作業で電線が通らず苦労しました。
車両側の配線を整えます。使用が厳しい線は新しいものに取り替え、余分な端子もバッサリ切り落とします。
これはテールランプ用のアース線ですが、これも外します。
アースはチューブ内にまとめられるようにきちんとGND線を整備します。
新規にGND線を作りました。
テールランプ配線をチューブに入れました。先に書いたように、チューブの折りぐせが抵抗となって、チューブ内に入れるだけで1時間くらいかかってしまいました。
すべてチューブに収めたところです。途中からチョロッと出ている線はライセンスランプ用の配線です。これも5mmのチューブで保護。
車両側コネクターを付けました。
すべてハーネスが整ったところで車両に設置します。
ライセンスランプの配線も済ませ・・・
ようやくテールランプASSYに接続。
点灯試験。やっと点灯させることができました。
これでヤレヤレ、と思ったのもつかの間。右のランプ(新規で買ったやつ)で接触不良が発覚。
ケーブルをチョンチョンと触ると点いたり消えたり。
なんとか改善を試みましたが、どうにも解決せず。
外国製品の精度の悪さに再び悩まされることになりました。
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