Update:201706.26MonCategory : Namiaru? News

JPSAショートボード第2戦ファイナルデーリポート

【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2017 ショートボード第2戦 伊豆下田CHAMPION PRO Presented by LesPros entertainmentのファイナルデーは、白浜海岸がヒザくらいのスモールサイズだったので、最終日も多々戸浜に移動決定。
20170625-1Photo/JPSA:R.Uchiyama

多々戸浜はセット腰~腹くらいで昨日よりサイズアップしている。風は弱いオフショアでコンディションは問題ない。強い雨が降るなか7:15にメンズQFヒート1からスタート!

ヒート1にはNAMIARU? SHRED CREW松下諒大、善家尚史が登場。そして湘南チームの親分格の大澤伸幸、昨年度グランドチャンピオンの加藤嵐の4人。ライディング本数は少ないが見応えのあるクロスヒートとなるがここは貫禄で大澤選手と善家選手がラウンドアップ。ここで昨年度のグランドチャンピオンが敗れる波乱が起きるが、残り1分40秒で最後の1本にかけて砂浜を全力疾走でポイント移動する加藤の姿に善家は「焦ってパドルで移動してペースが狂った」と言う加藤のポジティブな姿は印象に残った。
ryota-1R:松下諒大Photo/JPSA:R.Uchiyama

nao-1R:善家尚史Photo/JPSA:R.Uchiyama

arashi-1R:加藤嵐Photo/JPSA:R.Uchiyama

nob-1R:大澤伸幸Photo/JPSA:R.Uchiyama

ヒート2は西優司、修司の兄弟に元グランドチャンピオン辻裕次郎、そしてベテラン小川直久。このヒートは辻が余裕で1位、2位には西優司となりSFへ。
shuji-1R:西修司Photo/JPSA:R.Uchiyama

yujiro-1R:辻裕次郎Photo/JPSA:R.Uchiyama

yuuji-1R:西優司Photo/JPSA:R.Uchiyama

ヒート3は堀越力、関口真央、脇田地、高橋健人の4人。堀越が積極的に11本乗り点数を出し1位、2位は脇田と高橋の接戦となるが、脇田が逃げ切りSFへ進出。
sekiguchi-1R:関口真央Photo/JPSA:R.Uchiyama

takahashi-1R:高橋健人Photo/JPSA:R.Uchiyama

horikoshi-1R:堀越力Photo/JPSA:R.Uchiyama

taichi-1R:脇田泰地Photo/JPSA:R.Uchiyama

ヒート4は田中英義、川俣海徳、渡辺寛、そしてNAMIARU? SHRED CREWで地元の大野修聖の4人。
地元の波を知り尽くしている大野が波選びも完璧で5.00と6.00の2本をまとめ、流石の試合運びで余裕の1位で2位には最後の1本で逆転した川俣が入った。大野は右側のこの日1番と言えるようなセットをとらえて高得点を期待されたが横走りで終わってしまったのを、「波の中にコブがあってその裏に入ってしまいスピードを出せずに捕まってしまった」と微妙なアンジュレーションの変化を教えてくれた。
hideyoshi-1R:田中英義Photo/JPSA:R.Uchiyama

kan-1R:渡辺寛Photo/JPSA:R.Uchiyama

kawamata-1R:川俣海徳Photo/JPSA:R.Uchiyama

mar-1R:大野修聖Photo/JPSA:R.Uchiyama

続いてウィメンズのセミファイナルがスタート。
ヒート1は川合美乃里、橋本恋、武知実波、野中美波の4人ヒートで、野中とラスト2本をまとめて一気に逆転して橋本の2人がファイナルに進んだ。
kawai-1川合美乃里Photo/JPSA:R.Uchiyama

takechi-1R:武知実波Photo/JPSA:R.Uchiyama

ren-1R:橋本恋Photo/JPSA:R.Uchiyama

nonaka-1R:野中美波Photo/JPSA:R.Uchiyama

ヒート2は渡辺愛、都筑有夢路、元グランドチャンピオン庵原美穂、西元梨乃ジュリの4人。なんと3人が2000年代の産まれという若手にベテラン庵原というヒートはベテランらしい試合運びで庵原と都筑がファイナルへ。
watanabemana-1R:渡辺愛Photo/JPSA:R.Uchiyama

nishimotojyuri-1R:西元梨乃ジュリPhoto/JPSA:R.Uchiyama

ihara-1R:庵原美穂Photo/JPSA:R.Uchiyama

amuro-1R:都筑有夢路Photo/JPSA:R.Uchiyama

メンズのSFは大澤、辻、脇田、川俣の4人がヒート1。1本目に5.50を出して6本目にエアーを決めて6.50の2本をまとめた大澤がブッチギリの1位、後半に4点台を2本決めてきた脇田が2位でファイナルへ進んだ。
kawamata-2R:川俣海徳Photo/JPSA:R.Uchiyama

yujiro-2R:辻裕次郎Photo/JPSA:R.Uchiyama

taichi-2R:脇田泰地Photo/JPSA:R.Uchiyama

oawa-1R:大澤伸幸Photo/JPSA:R.Uchiyama

ヒート2は善家、西、堀越、そして大野の4人。このヒートになり腹くらいのサイズが入りはじめ、西が1本目に5.00を出すが、大野が5.75で追い越し、西が2本目に4.25で逆転するが、大野がすかさず3本目に6.75を出し再逆転でこの二人が序盤を引っ張る。中盤で善家が動きだし6.00と4.00を出して2位に上がるが西が5本目に6.85を出し再逆転し2位になり2位争いは熾烈に!そして西が6本目に6.80を出して1位に!その後大野が7本目に6.85を出し2位をキープ。ラスト堀越と善家がライディングを重ねるが逆転できず、1位西、2位大野がファイナルへ駒を進めた。
nao-2R:善家尚史Photo/JPSA:R.Uchiyama

horikoshi-2R:堀越力Photo/JPSA:R.Uchiyama

yuji3R:西優司Photo/JPSA:R.Uchiyama

mar-2R:大野修聖Photo/JPSA:R.Uchiyama

そして、ウィメンズのファイナル。
ファイナリストは野中美波、庵原美穂、橋本恋、都筑有夢路の4人。オープニングウェーブは橋本が乗るが、その後庵原が1、2本と4点台を出し序盤をリードする。中盤では都筑が7.00を出して1位に。そして橋本も2本目に4.40と3本目に5.75、4本目に5.85を出して2位になると、さらに野中が5本目に7.00を出して追撃。そして野中が6本目に6.35を出しトップに躍り出る!その後都筑も追い上げるが野中が逃げ切り初優勝となった。
ihara-2R:庵原美穂Photo/JPSA:R.Uchiyama

ren-2R:橋本恋Photo/JPSA:R.Uchiyama

amuro-2R:都筑有夢路Photo/JPSA:R.Uchiyama

nonaka-2R:野中美波Photo/JPSA:R.Uchiyama

minami-winPhoto/JPSA:R.Uchiyama

メンズのファイナルは大澤伸幸、西優司、脇田地、大野修聖の4人。
オープニングウェーブは大澤4.25と西7.25が乗り、裏で大野が波をつかみ6.50とスコアを出してくる。その後もスピード、パワーあるライディングが続き、オープニング5分の間に大きくヒートが動く。中盤は一転して静かな時間帯となり、じっくりと波を待ち後半へ。西が3本目に8.75を出してトップになると大野もニードポイントが8.26となったことでプライオリティーを持ったままセットを待つ事に。しかし、このままセットが入らず西が逃げ切り初優勝を飾った!
nob-3R:大澤伸幸Photo/JPSA:R.Uchiyama

taichi-3R:脇田泰地Photo/JPSA:R.Uchiyama

mar-3R:大野修聖Photo/JPSA:R.Uchiyama

yuji-3R:西優司Photo/JPSA:R.Uchiyama

yuji-winPhoto/JPSA:R.Uchiyama

今大会の優勝者はいずれも10代。小気味好く軽やかなアクションは観ているのもを魅了する力がある。次世代の若手パワーがプロシーンで台頭してきているのは事実。しかし、ファイナリストのウィメンズの庵原美穂やメンズの大野修聖、大澤伸幸の太いラインでスピードがあり、確実でキレの良いマニューバーは流石ベテラン!鳥肌もののサーフィンだと実感。
世代交代と言うにはまだ早い。
今シーズンショートボードは全部で9戦予定されていて、まだ2戦目。若手とベテランが白熱のヒートを繰り広げる、とても見応えのある1年になりそうだ!

熱いぞ!JAPAN SURFING!

ショートボード第3戦は、7月27日から愛知県田原市・伊良湖で開催される夢屋サーフィンゲームス 田原オープンです。

メンズ
優勝:西優司、2位:大野修聖、3位:脇田泰地、4位:大澤伸幸
m-finalistPhoto/JPSA:R.Uchiyama

ウィメンズ
優勝:野中美波、2位:都筑有夢路、3位:橋本恋、4位:庵原美穂
w-finalistPhoto/JPSA:R.Uchiyama

全国タクシー賞
堀越力、川合美乃里
taxiPhoto/JPSA:R.Uchiyama