JPSAショート第３戦はファイナルでラスト５分の大逆転！

【Surfing for all　がんばろう日本！】ＪＰＳＡジャパンプロサーフィンツアー2017 ショートボード第3戦 夢屋サーフィンゲームス 田原オープンはロコポイントでファイナルデーとなった！
Photo/JPSA.R.Uchiyama

波は昨日よりややサイズダウンし、腹～肩、たまに頭くらいで、風はサイドオンショアがやや強めに吹いている状況。
昨日までのうねりから向きがやや変わり、風も東寄りとなりコンディションは大きく変わった。
選手も練習で入った感想は、右側はコンパクト、中央はサイズはあるが速くどちらをチョイスするか悩むと言っていたが、ヒートがスタートする時刻はまた潮が動くので状況も変わりそうだ。

8:30スタートの第１ヒートはメンズのQF。

ヒート１にはなみある？シュレッドクルーの小林直海が登場！
対戦相手は、グラチャン経験者の加藤嵐選手、大澤伸幸選手と高橋健人。

オープニングウェーブは加藤がライドして5.50のスタート。続いて大澤が軽くマニューバーを入れてウォーミングアップ的に2.50、そしてすぐに２本目に乗り5.85、加藤も２本目と続き8.75のエクセレントを出し試合をリードする。一方小林と高橋はじっくり波を選んで静観。
そして小林がレフト方向へ１本目を乗り、高橋も続く。スタートして５分くらいで皆積極的にライドし激しく動くヒートとなった。しばらく静かな時間となり残り５分で小林が３本目に逆転し２位へ！大澤もライドし逆転を狙うが、高橋が７本目に7.00を出し２位へジャンプアップ！残り１分で小林がノートリムの３マニューバーを入れ6.35を出し再び２位へ。しかし、高橋がすぐに5.25を出し２位へ上がり終了のホーンが鳴った。オープニングヒートに相応わしいクロスヒートを制したのは加藤と高橋。小林はなんとも悔しいヒートとなった。
加藤嵐：Photo/JPSA.R.Uchiyama
大澤伸幸Photo/JPSA.R.Uchiyama
高椅健人：Photo/JPSA.R.Uchiyama
小林直海：Photo/JPSA.R.Uchiyama

ヒート２は堀越力、西修司、松岡慧斗そして高松海璃の４人。
高松はヒート前の公言通りエアーを決めようとトライするが決まらず、松岡も積極的にセットを狙うが思うようにライディングが続かず、普段は物静かだが海に入ると積極的なライディングをする西と白浜大会から好調を維持する堀越がSFへ駒を進めた。
堀越力：Photo/JPSA.R.Uchiyama
高松海璃：Photo/JPSA.R.Uchiyama
松岡慧斗：Photo/JPSA.R.Uchiyama
西修司：Photo/JPSA.R.Uchiyama

ヒート３は小川幸男選手、野呂海利選手、辻裕次郎選手と小笠原由織選手の４人。
ベテランと若手の戦いは、辻と野呂がラウンドアップ。
小川幸男：Photo/JPSA.R.Uchiyama
小笠原由織：Photo/JPSA.R.Uchiyama
野呂海利：Photo/JPSA.R.Uchiyama
辻裕次郎：Photo/JPSA.R.Uchiyama

ヒート４ヒートは上山キアヌ久里朱選手、佐藤魁選手、仲村拓久未選手となみある？シュレッドクルー大野修聖選手の４人。
まずは佐藤が6.50と好調な滑り出し、そして3人が追う展開に。終始佐藤がライディングを重ね先頭を走るが、大野が7.90を出し逆転。佐藤が６本目に7.20を出して逆転１位へ上がりそのまま終了。
この大会注目の上山はここで敗退となった。
上山キアヌ久里朱：Photo/JPSA.R.Uchiyama
仲村拓久未：Photo/JPSA.R.Uchiyama
佐藤魁：Photo/JPSA.R.Uchiyama
大野修聖：Photo/JPSA.R.Uchiyama

続いてウィメンズのセミファイナルへ。
ヒート１は庵原美穂選手、なみある？シュレッドクルー宮坂莉乙子選手、脇田紗良選手と鈴木姫七の４名。
１、２本で4.50と5.50を出し脇田が序盤トップを走る。そして庵原、宮坂が追うがヒート時間半分で鈴木も２本乗り２位へ。そして、残り時間４分で庵原の３本目が4.90で２位に！残り２分で宮坂が7.75のグッドスコアを出し２位へジャンプアップ！そのまま終了のホーン！
鈴木姫七：Photo/JPSA.R.Uchiyama
脇田紗良：Photo/JPSA.R.Uchiyama
宮坂莉乙子：Photo/JPSA.R.Uchiyama

ヒート２は野中美波選手、西元梨乃ジュリ選手、川瀬心那選手と高橋みなと選手の４名。
序盤から終始トップを走った高橋が１位で、３本のライディングで２位には野中がファイナルへ進んだ。
川瀬心那：Photo/JPSA.R.Uchiyama
西元梨乃ジュリ：Photo/JPSA.R.Uchiyama
野中美波：Photo/JPSA.R.Uchiyama
高椅みなと：Photo/JPSA.R.Uchiyama

メンズのセミファイナルヒート１は、加藤嵐選手、西修司選手、野呂海利選手そして大野修聖選手。
波のコンディションが変化し、乗れる波数が減り、マニューバーも入れづらい状況になって行った。
10分経過時では２本のライドで加藤が１位に。２位には積極的に５本を乗る大野が。その後野呂が6.75と7.10を出し１位へ躍り出る！西、大野も追うが５点台とスコアが伸びず、大野がラストウェイブで6.35を出すが届かずそのまま野呂と加藤がファイナルへ進んだ。
大野修聖：Photo/JPSA.R.Uchiyama
西修司：Photo/JPSA.R.Uchiyama
野呂海利：Photo/JPSA.R.Uchiyama
加藤嵐：Photo/JPSA.R.Uchiyama

ヒート２は、高橋健人選手、堀越力選手、辻裕次郎選手と佐藤魁選手の４名。
１本目に佐藤がインサイドまできっちり乗り9.25のエクセレントスコアを出しスタートダッシュ！そして、堀越が6.75を出し、高橋も4.50と3.75で追う。さらに佐藤が３本目に5.75を出しその差を広げる。辻が２本目に7.75を出し２位になり佐藤との差を詰めるが、佐藤が５本目に6.50を出し突き放す。辻は徐々に点数を伸ばしバックアップスコアを6.75と差を縮めるが逆転はならず、１位佐藤、２位辻のボルコムライダーがファイナルへ。
堀越力：Photo/JPSA.R.Uchiyama
高椅健人：Photo/JPSA.R.Uchiyama
佐藤魁：Photo/JPSA.R.Uchiyama
辻裕次郎：Photo/JPSA.R.Uchiyama

ウィメンズファイナルは、脇田紗良選手、高橋みなと選手、宮坂莉乙子選手、野中美波選手で25分ヒートで争われる。
オープニングコールが鳴ると同時に乗るのは脇田で7.00のグッドスコアでスタートダッシュ。次に宮坂がライト方向に乗り5.75でまずますのスタート。そして野中も１本目に7.50のグッドスコアを出す。ヒート中盤まで脇田、野中、高橋、宮坂の順で進む。残り時間5分となっても動かず脇田が５本目で6.00を出しその差を広げるが、野中も4.10と粘るがカウントダウンとなり脇田の初優勝が決まった！宮坂は久しぶりの表彰台だが４位の悔しい結果となった。
宮坂莉乙子：Photo/JPSA.R.Uchiyama
高椅みなと：Photo/JPSA.R.Uchiyama
野中美波：Photo/JPSA.R.Uchiyama
脇田紗良：Photo/JPSA.R.Uchiyama
兄と父に担がれる初優勝の脇田紗良：Photo/JPSA.R.Uchiyama

メンズのファイナリストは、野呂海利選手、佐藤魁、加藤嵐、辻裕次郎の４名。
オープニングウェーブはレフト方向へ加藤が乗るが１マニューバーで3.50。その後佐藤、辻、野呂と次々ライドしヒートが動き始める。２本目に加藤が7.50を出しヒートをリード。それを佐藤が6.00を出し追う形になり続けて３本目に5.65を出しトップへ。しかし、加藤はすぐに３本目に乗り5.15を出し逆転。
加藤リードでそのまま終了となるかと思われたが残り5分でファイナルらしい大きな動きを見せる。佐藤が6.20を出し差を縮め、さらに6.50を叩き出し逆転。そこへ辻も5.70を出し追撃開始。さらに野呂が5.45を出し、終了間際のセットを乗り8.00トップに躍り出る大逆転を見せる。

そのまま野呂は海から上がり誰もが野呂の初優勝と思ったが、

終了前のラストの波に加藤が乗り、ニードポイント5.90のところ6.50をマークしなんと再逆転に成功！

終盤の超クロスヒートを抑え加藤が優勝した！
辻裕次郎：Photo/JPSA.R.Uchiyama
佐藤魁：Photo/JPSA.R.Uchiyama
野呂海利：Photo/JPSA.R.Uchiyama
加藤嵐：Photo/JPSA.R.Uchiyama
喜びの加藤嵐：Photo/JPSA.R.Uchiyama

結果
メンズ

優勝：加藤　嵐
２位：野呂海利
３位：佐藤　魁
４位：辻　裕次郎

ウィメンズ

優勝：脇田紗良
２位：野中美波
３位：高椅みなと
４位：宮坂莉乙子

全国タクシー賞

堀越　力

西元梨乃ジュリ