JPSA2017ロンググラチャンは浜瀬と田岡に決定!
JPSA2017ロングボード第5戦クリオマンション茅ヶ崎ロングボードプロはウィメンズのファイナル、メンズのセミファイナル、ファイナルの4ヒートを千葉県千倉海岸で開催。
今年度の最終試合であり、ここでグランドチャンピオンが決まる大事な4ヒート!
波は膝~セット腰のサイズで、風はサイド~サイドオンがやや強めに吹きコンディションはかなり難しそう。
9:30よりメンズセミファイナル、ヒート1からスタート!
秋本祥平、畑雄二、塚本将也、鈴木剛の4名、25分ヒートで争われる。
オープニングヒートは秋本が乗りヒートが動き出した。このヒートはグラチャンの可能性があるのは塚本だが、その選手も今年最終戦に優勝を狙っている強者ばかり。秋本が積極的に乗りヒートを引っ張り、塚本と鈴木がそのあとに続く感じで畑はじっくり波を選んでいる。どの選手もノーズから当て込む流れで組み立てるが長いライディングはできない。しかもサイドからの風でレギュラーに走るとまともに向かい風となり板が煽られてしまう。潮が引きに動きショルダーの張る波が出てきて各選手のポイントが伸びる。秋本と鈴木がファイナルへ進み、塚本の自力でのグランドチャンピオンは無くなった。
ヒート2は森大騎、尾頭信弘、浜瀬海、堀井哲。
オープンングから浜瀬が勢いそのままにライディングをし7.75をマーク。2本目も5.85を出し1位で走る。2位は接戦で尾頭がつけるがラスト森が5.40を出し逆転し浜瀬と森がファイナルへ進んだ。浜瀬は1週間前からここ千倉入りし練習をしてかなり地形とかもつかんでいるようだ。ここで敗退した堀井はグラチャン争いから脱落した。
ウィメンズのファイナルは、田岡なつみ、小山みなみ、小熊明美、嵯峨明日香の4名。田岡は3位以内に入るとグランドチャンピオンに決まる。1本目から田岡が乗り6.50を出しスタートダッシュ、3本目にも田岡はノーズからリエントリーのコンビネーションで5.75をマークしトップを走る。
小山もボトムをうまく使いレールワークからリエントリーへ繋ぎ追いかけるがその差はなかなか詰まらない。
3、4位の選手はコンビネーションとなり実質田岡と小山の争いに!後半に小山が6.65のグッドスコアをメイクして追撃する。
残り1分でプライオリティーは小山、セットを狙い小山は沖を見つめる。そこへセットが来た!間に合うのか?!小山が少し沖に向かってパドルを始めた時に終了のホーンが鳴った!優勝は田岡なつみに決定し、グランドチャンピオンも田岡が獲得した!ショートボードの公認プロも獲得し、ロングでも縦の動きが良くなった田岡。今年はきっと記憶に残る1年になるだろう。
メンズのファイナルは、秋本祥平、浜瀬海、鈴木剛、森大騎の4名。泣いても笑ってもここでグランドチャンピオンが決まる。しかし、ヒートが始まったらパッタリとブレイクが止まり各選手乗る波が来ない状況となってしまった。その中、浜瀬がオープニングヒートに乗り3.50すぐに2本目に4.50を出しまずますのスタートを切りリードする。
秋本も3本目に5.40を出し追撃。鈴木は波をじっくり選び、森も慎重にマニューバーの入る波をチョイスしている。中盤になり波数が増えて一斉に選手が波に乗りヒートが動き始める。浜瀬がリードしていたが秋本がこのヒート1番の波に乗り6.25をマークし逆転!
浜瀬のニードは6.11。ここで残り時間は5分となる。
森も2本目に5.25を出しエクセレントを出すと逆転でトップになる可能性も出てきた!
残り2分で各選手が次々波に乗り終了のホーンが・・・浜瀬、森の点数次第でどうなるかわからない状況で皆浜でMCの声に耳を傾ける。浜瀬5.25、森4.10で点数は足りず秋本が逃げ切り久しぶりの優勝となった!
そして、グランドチャンピオン争いは浜瀬が2位に入ったので2017年のメンズグラチャンは浜瀬海が獲得した!
結果
メンズ
優勝:秋本祥平、2位:浜瀬海、3位:鈴木剛、4位:森大騎
ウィメンズ
優勝:田岡なつみ、2位:小山みなみ、3位:小熊明美、4位:嵯峨明日香
グランドチャンピオン
田岡なつみ、浜瀬海
ルーキーオブザイヤー
小山みなみ、浜瀬海