Update:201809.03MonCategory : Namiaru? News

JPSAショート第5戦は大澤伸幸と庵原美穂が優勝!!

【Surfing for all】がんばろう日本! JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018 ショートボード第5戦 第23回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯ファイナルデー。

会場の茨城県大洗海岸は、生憎の雨という天気となるが、波は腹〜胸セット肩くらいで風はオフショアのグッドコンディションで7:30にウィメンズ・クォーターファイナルからスタート。

ウィメンズQFヒート1は野中美波、庵原美穂、野呂玲花、宮坂莉乙子の4名。オープニングライドは宮坂がバックサイドに乗りスタート。野中は現在ランキングトップを走り好調だが、庵原、野呂、宮坂も皆ベスト8にランキングされているかなり熱いヒートだ。野中は終始トップを走り熾烈な2位争いが繰り広げられたがラスト1本で庵原が逆転しセミファイナルへ駒を進めた。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

Photo:JPSA/R.Uchiyama

ヒート2は渡辺愛、須田那月、高橋みなと、川瀬心那の4名。まずは高橋がライドし、続けて須田、渡辺、川瀬とライドとなり川瀬がリード。サイズはあるがなかなかマニューバーを入れるセクションがない状況のようで各選手今ひとつ決め手のないライディングとなっている。高橋がうまく2本をまとめトップへ、須田も4.50を出しバックアップを伸ばし1位を狙うが苦戦し2位でセミファイナルへ進んだ。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

Photo:JPSA/R.Uchiyama

続いてメンズのクォーターファイナルへ。ヒート1は加藤嵐と金尾玲生。すこし潮が止まっているのか波数が少ないヒートとなってしまうが加藤が6.50を出し、金尾も5.00を1本目に出すがバックアップスコアを出せる波がなかなか来なくて両名ともじっとセットを待つ。金尾は点数を出すためにギリギリまで攻めてインサイドの玉砂利に板をぶつけクラッシュしてしまう。両者ともバックアップは3点代と低かったが加藤が1本目のリードを使いセミファイナルへ進んだ。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

ヒート2は川俣海徳と小嶋海生。オープニングライドは川俣が乗り3.25でまずヒートを作る。その後波が止まり川俣が2本目になんとか乗るが小嶋は残り5分までノーライド。やっときたセットに小嶋が乗り4.75とこのヒートのハイエストを出し、なんとかインサイドで2本目に乗るが点数は伸びず結局最初のリードを守り川俣がセミファイナルへ進んだ。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

ヒート3は大澤伸幸と地元高梨直人。オープニングはホーンとほぼ同時に高梨が乗り、すぐに大澤もセットの波にライディングし大澤がリードする。後半になり高梨がセットの波に乗り4点台を2本出し逆転するが、残り3分で大澤もインサイドの波に乗りコンパクトだがノートリムで2マニューバー入れて4.40を出し再逆転しそのまま終了で大澤がセミファイナルへ。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

ヒート4は田中英義と高橋健人。オープニングは田中がライド6.25、続けて2本目も田中が積極的に乗りヒートをコントロールする。熱い男高橋はこの後、どう試合を組み立てていくのか?10分経過したところで高橋がセットに乗るがちょっとマニューバーが止まるような感じでスムースではなく5.50で追撃開始。しかし、すぐのセットに田中がバックサイドに乗りキレのある3マニューバーで7.00を叩き出し突き放す!その後高橋が狙うセットの波は来なくて結局高橋は1本のライディングで終了となりセミファイナルへ進んだのは田中となった。
hoto:JPSA/R.Uchiyama

そして、ウィメンズのセミファイナルへ。ヒート1は野中美波と須田那月。オープニングライドは須田でフロントサイドに大きなカービングターンを入れて3マニューバーで5.00をマークしまずまずのスタート。須田はその後も積極的に乗り3本目に2マニューバーだが大きな動きで6.50をマークし序盤戦をリード。徐々に潮も動きセットが入るようになりハイクォリティーな波が入り始めるがセット間隔はかなり長い。野中が3本目に5.90を出し追撃するが、同じ波にフロントサイドに乗った須田が8.25のエクセレントを叩き出し突き放す!野中のニードは8.85。しかし、流れは須田にあり野中のところに波が来なくて終了となり、須田のファイナル進出が決まった!
Photo:JPSA/R.Uchiyama

ヒート2は元グラチャンの庵原美穂と高橋みなと。このヒートは前のヒートと一転して波が来なくてインサイドのワイド気味な速いブレイクのみとなった。庵原が3本、高橋が2本と少ない本数で残り5分。残り3分で小ぶりな波が入り庵原がバックサイド、高橋がフロントサイドにライディング。高橋が3.90で逆転はならずニードは2.50だが、優先権を持つ庵原にマークされ乗れず終了。庵原がファイナルへ進んだ。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

メンズのセミファイナルはヒート1加藤嵐と川俣海徳。このヒートは川俣に回りよくヒートがスタートし、4点台を2本続けて出しリードする。加藤はセットに乗るがワイド気味で速い波が多く1マニューバーで止まってしまう。折り返しまで川俣がリードして後半へ。残り5分で加藤のニードは4.45。残り10秒でセットが入り加藤がパドルで追いかけテイクオフする。深いボトムターンからマニューバーへ移行した時に引っかかりライディングストップここで終了となり川俣が初のファイナル進出となった。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

ヒート2は大澤伸幸と田中英義。ベテランと言える二人のヒートは落ち着いた感じで進み前半は田中がリードするが中盤で大澤が2本目のライディングで1マニューバーだがエアーを入れて6.00を出し逆転する。残り時間5分で田中のニードは5.16。しかし逆転の波は来なくて大澤のファイナル進出が決まった。
Photo:JPSA/R.Uchiyama

Photo:JPSA/R.Uchiyama

そしてウィメンズのファイナルへ。ファイナリストは須田那月と庵原美穂。須田は実に2014年の鴨川での最終戦以来の優勝を狙う。ファイナルは30分ヒート。まずは庵原がオープニングライドをするがバランスを崩し0.25。須田は落ち着いて波を待つ。須田のファーストライドは途中でライディングが切れてしまい1.00。須田は2本目に4.00を出すが、庵原が3、4本目に3.50と3.00でリードする。須田も4本目にフロントサイドに2マニューバー入れて3.35で逆転に成功。ここで残り時間8分。須田はフロントサイドに乗り5.00で差をつけるが、庵原の5本目はバックサイドで4マニューバー、フィンを抜くバリエーションも入れて7.90をマークし逆転に成功。ここで残り時間3分須田のニードは6.41。最後までライディングをするが逆転のライディングにはならず終了のホーンが鳴りベテラン庵原の優勝が決まった!
Photo:JPSA/R.Uchiyama

Photo:JPSA/R.Uchiyama

続いてメンズのファイナルへ。ファイナリストは川俣海徳と大澤伸幸。まずは大澤がフロントサイドで6.00のライディングで、川俣が2.00のスタート。川俣が2本目にバックサイドに乗り5.65をマークすると大澤もすぐに4.65を出し、川俣も4.40で追うが大澤も4.85、さらに4本目に7.75を出し突き放す。ここで川俣のニードは8.10。エクセレントを出せるポテンシャルのある波を選べば1発逆転もできる点数だ。川俣は逆転を狙いライディングを重ねるが1マニューバーのライディングしかできず、点数が伸びずそのまま終了のホーンが鳴った。大澤は2015年の最終戦の鴨川以来の優勝となった!
Photo:JPSA/R.Uchiyama

Photo:JPSA/R.Uchiyama

Photo:JPSA/R.Uchiyama

エクスプレッション セッション
ヒート1

ヒート2

結果
メンズ

優勝:大澤伸幸、2位:川俣海徳、3位:加藤嵐、田中英義

ウィメンズ

優勝:庵原美穂、2位:須田那月、3位:高橋みなと、野中美波

PLUMSすわひめ賞:須田那月

エクスプレッション セッション
ベストパフォーマー:松本コア
グッドパフォーマー:金尾玲生

ショートボードの次戦は9月27日(木)からの「サーフアイランド種子島プロ ダブルグレード」です。
そしてJPSAとしては、今週末9月8日(土)9日(日)に鵠沼海岸で開催される「SWATCH ALL JAPAN PRO 鵠沼」が開催されるのでご期待ください。