JPSA2018ショート第8戦DAY4リポート
JPSA2018ツアーショートボード第8戦(最終戦)なみある?仙台プロはDAY4。
4日目の仙台新港はウネリの強さは変わらず早朝はヒザ〜モモくらいのダンパー気味のブレイクで潮がのるまでウェイティングをして7:20メンズラウンド2からスタート。
ヒート1は児玉椋とアマチュアシードの濱村海斗がラウンドアップ。ヒート2は山中海輝と宮城和真がラウンドアップし、福島から参戦の渡辺学はここで敗退となった。
渡辺学
ヒート3は最近頭角を現してきた古川海夕、指原裕也、ヒート4は原田空雅、牧野大智、ヒート5は澤村康生、野呂海利、ヒート6は高橋秀平とトライアルから勝ち上がって好調な須田喬士郎がラウンドアップ。ヒート7は村上舜、山本竜平、ヒート8は田中大貴、小林稜生がラウンドアップした。
児玉椋
山中海輝
古川海夕
牧野大智
野呂海利
須田喬士郎
村上舜
田中大貴
そしてウィメンズのラウンド3へ。
ヒート1は鈴木姫七、川瀬心那、大澤宥南、平野智香がクレジット。鈴木が4本目に6.25ポイントを出してトップになり川瀬がそれを追う形が続く。大澤もライドを重ねるが思うような波に乗れずポイントが出ず終了。鈴木と川瀬がラウンドアップした。
平野智香
大澤宥南
ヒート2は地元高橋みなと、宮坂莉乙子、松永莉奈、西元エミリの4名。積極的に波に乗る宮坂は開始10分で9本ライドし、他の選手は2本と1本のライドに留まる。しかし、松永が2本目に6.75ポイントを出してトップに躍り出る!そして西元が3本目のライドで2位へ!しかし、終了間際に高橋が7.50ポイントのライドで4位から一気にトップへ!そのまま終了のホーンが鳴り高橋と松永がラウンドアップ!
宮坂莉乙子
西元エミリ
ヒート3はCHIBA ICHINOMIYA PROで優勝した野呂玲花、渡辺愛、武知実波、馬庭彩の4名。野呂、馬庭、武知と次々波に乗るが渡辺はじっくり波を選んで開始半分で1本のライディング。好調の野呂はこの時点で手堅く2本まとめ1位をキープ。残り4分で3位の武知がバックアップを伸ばし2位へ浮上。馬庭のニードは3.96ポイント。ここで渡辺が終了間際にライドし4.05ポイントを出して2位へジャンピアップし終了。アマチュア枠から出場の馬庭の戦いは終了した。
武知実波
馬庭彩
ヒート4は現在ランキング2位の庵原美穂、平田夏帆、浅野こなみ、加藤里菜の4名。
庵原はグランドチャンピオンを取るために負けられないヒート。ヒート開始1本目から庵原は5.00ポイントをマークし出だし好調。庵原は2本目も4.15ポイントを出して1をキープ。2位争いが僅差で浅野と加藤がともに2点台2本なので、どちらかが3点台を出すと2位になるが、残り1分で浅野がリードし最後浅野が3.25ポイントを出して2位をキープし終了。庵原と浅野がラウンドアップ。
加藤里菜
続いてメンズのラウンド3へ。
ヒート1には、なみある?クルーの善家尚史が登場。今シーズン腰痛に苦しむ彼だが3点台、4点台と2本まずはまとめ1位に。開始半分で2位には宮城和真だが、3位4位のニードが1点台なので逆転はしやすい状況。そして児玉椋が3.70ポイントを出して2位へ上がるが、すぐに宮城が4本目に5.35ポイントをマークし1位へ。残り30秒で善家がセットに乗りレギュラー方向へ3マニューバー入れて5.50ポイントを出して1位でラウンドアップ!2位には宮城が入った。
笹子夏輝
ヒート2は17歳の若手で好調の古川海夕、今シーズン久しぶりにツアー復活の久米大志もクレジット。このヒートにはポテンシャルのある波が多く、4点台、5点台の争いとなる。シーソーゲームのこのヒートは牧野大智が5.25ポイント、田辺楠磨が6.00ポイントを出して抜き出して1位2位でラウンドアップ!
久米大志
古川海夕
ヒート3は注目の須田喬士郎がクレジットされている。ヒートも好調の須田を中心に動き、松下諒大が追い、さらに沢村康生、安藤弘之進が追う展開。最後に松下が3点台を2本まとめ逆転し、1位松下、2位須田がラウンドアップ。
安藤弘之進
ヒート4の注目は村上舜と村上蓮の兄弟対決。蓮は常に2位をキープしているが、舜は4位からなかなか抜け出せず、残り1分で舜、蓮が連続でサイズのある波に乗り終了のホーン。結果を待つ2人。舜が6.90ポイントで1位へジャンプアップし、蓮が5.00ポイントで2位をキープして兄弟でラウンドアップ!
松本コア
小林稜生
村上兄弟
ヒート5は若干15歳の和氣匠太郎が最後に逆転1位となり、2位に山中海輝となった。
ヒート6は川俣海徳とアマチュア枠の原田空雅、ヒート7は野呂海利、大音凛太がラウンドアップ。
ヒート8には地元熊谷航がローカルシード枠でクレジット。なかなかハイポイントが出ずかなり接戦のヒートとなったが、田中大貴と地元熊谷航がラウンドアップした。
さすが地元の熊谷のヒートだけあって観客は多くなってきた。かなりプレッシャーを感じていたようだが、力になってくれたようで次のラウンド4を勝ち上がればプロ公認を得られる。
熊谷航
熊谷航
この時点で勝ちあがっているアマチュアは
須田喬士郎、原田空雅、熊谷航の3人。
ウィメンズQFに突入。
ヒート1は鈴木姫七、地元高橋みなと、渡辺愛、浅野こなみの4名。鈴木がどんどん波に乗るが点数は伸びず、渡辺が2本のライドで半分経過時点で1位に。浅野と高橋はじっくり波を待つ。逆転に必要なポイントも皆1〜2点台で良い波を捕まえれば問題ない点数だ。高橋が3本目に3.35ポイントをマークして2位に浮上。その後ポテンシャルのある波がなく終了となり渡辺と高橋がラウンドアップ。
地元の応援が背中を押してくれた高橋だが、ヒート前は逆に緊張が半端ない感じがヒシヒシと伝わってきた。
浅野こなみ
高橋みなと
ヒート2は今シーズンの大きな山のヒートだ。現在ランキング3位の庵原美穂と2位の野呂玲花が同ヒートにクレジット。どちらもグラチャンには2位以上の成績が必要なため落とせないヒート。川瀬心那と松永莉奈が意外なキーを握ることになりそうだ。序盤は庵原と野呂が1、2位で進む。4.60ポイントのハイエストを持っている松永が残り4分で逆転し2位へ。庵原のニードは3.71ポイント。残り1分で川瀬が2位へ上がりこの後松永がライドしそのまま終了〜。1位が4.00と4.85ポイントの2本をまとめた野呂、2位がバックアップを2.10と伸ばした松永となった。庵原の今シーズンの戦いは終わった。何か来シーズン爆発しそうな庵原の後ろ姿だった。
庵原美穂
川瀬心那
ここで、日没となりメンズのラウンド4、ウォメンズのセミファイナル以降は延期となった。
選手に延期を説明するJPSAスタッフ
再開のスケジュールが発表になりましたらすぐにお知らせいたします。
今回主な主戦場となったのは正面から左側。ここは日頃ローカルが大切にしているローカルポイントであることをご承知いただきたい。
この大会のために特別に解放してくれた。ローカルに感謝。
さらに正しくジャッジをするために、ジャッジテントも移動。このため護岸工事をしている工事関係者も全面協力して、工事と止めて、さらにジャッジや本部、ビーチマーシャルのテントが立てやすいように、ユンボで整地してくれたり、感謝の言葉しかない!ありがとうございます!