Update:201811.19MonCategory : Namiaru? News

JPSA2018ショート最終戦、優勝は村上舜と松永莉奈!


【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2018ショートボード第8戦なみある?仙台プロ supported by やまやはいよいよファイナルデー。
メンズのクォーターファイナルから8:00にスタート。

波は弱まった北東うねりでセット腰〜腹くらい。
風は弱いサイドオフでコンディションは問題ない状況。

ここからマンオンマンの戦いとなる。
メンズのクォーターファイナルヒート1は昨日なかなか好調なライディングをしていた田中大貴と松本カイ。田中は積極的に波に乗り1本目2本目に4点台、3点台を出してリードする。一方の松本はじっくり波を待ち1本目の3.70ポイントを出してそのまま残り3分。結局そのまま松本は1本のライドで終わり田中がセミファイナルへ進んだ。
Daiki Tanaka

Kai Matsumoto

ヒート2はグランドチャンピオン争いをしている河谷佐助と加藤嵐。1本目はそれぞれの特徴を出したライディングで加藤はカービングでつなぎ河谷はエアーを出す。まずは3.90ポイントを出した加藤がリード。河谷は一発を狙い過ぎてポイントが伸びず、加藤は4本目に5.10ポイントを出してリードを広げる。河谷も2マニューバー入れ4.80ポイントを出し反撃するが、加藤も7本目に4.25ポイントを出してバックアップを伸ばしラストウェイブも5.10ポイントを出してダメ押し。加藤がセミファイナルへ駒を進めた。
Sasuke Kawatani

Arashi Katoh

ヒート3は静かに熱い二人、辻裕次郎と大野修聖のヒート。やや波数が少ないからか辻が積極的に波に乗るがポイントは伸びず、大野は1本目で3.50ポイントを出してじっくり待つ。4本目に優先権を使い辻が波に乗り3マニューバー入れて4.60ポイントを出すと、大野もライト方向に2本目を乗り4.60ポイントを出し、3本目にフィンも抜く2マニューバーで6.75ポイントで逆転する!辻のニードは6.76! ラストウェイブは2人が同じ波にレフト、ライトと別れ乗るが辻の逆転ライドはならず大野がセミファイナルへ!
Yujiro Tsuji

masatoshi Ohno

ここで加藤のグランドチャンピオンが決定した!おめでとう!

グランドチャンピオン3連覇は2000年の浦山哲也以来の快挙だ!
来シーズンは久我孝男が持つ4連覇に挑む!

ヒート4は村上舜と塚本勇太。村上が1本目に7.75ポイントを出してリード。塚本も本数乗るが2ポイント台となかなか点数が伸びず、二人同時に乗った波で塚本が5.00ポイントをマークするが、村上も7.00ポイントと高得点を出し譲らない。塚本も6本目に6.50ポイントをマークして追撃するが、ラストウェイブで村上が3マニューバーの8.75ポイントでエクセレントを叩き出して終了〜村上のセミファイナル進出が決まった!
Yuta Tsukamoto

Shun Murakami

続いてウィメンズのセミファイナル。
ヒート1は渡辺愛と松永莉奈。渡辺は1点台とポイントがでないライドが続き、3点台を2本まとめた松永がリードする。結局渡辺の全てのライディングが1点台で伸びず松永のファイナル進出が決まった!
Mana Watanabe

Rina Matsunaga

ヒート2は注目のヒート。高橋みなとと野呂玲花のグランドチャンピオンが懸かったヒート。オープニングは野呂が乗るが、すぐに高橋が乗り1マニューバーだが4.50ポイントを出してスタートダッシュ。野呂も2本目に3.50ポイントを出して追随すると、高橋は4本目に2マニューバー入れて4.00ポイントを出して突き放す!野呂が少し動きが硬いのか、いつもの伸びのあるターンがでない。前半は動きのあるヒートだったが、中盤は落ち着いた展開。5本目に高橋がサイズのある波に乗り2マニューバーで4.55ポイントで差を広げる。終了ホーン間際に野呂が乗るが3.80ポイントとニード5.20ポイントに届かず高橋がファイナルへ進んだ。
Minato Takahashi

Reika Noro

ここで野中美波のグランドチャンピオンが決定!おめでとう!
年齢のことを言ってはなんだが、これで3年連続2000年代のグランドチャンピオンとなる。

そしてメンズのセミファイナルへ
ヒート1は田中大貴と加藤嵐。前半は田中がリードするが、10分経過時に加藤がフロントサイドに2マニューバー入れ5.75ポイントを出して逆転。そして4本目に3.45ポイントでバックアップを伸ばす。しかし、田中が6本目に3マニューバー入れて6.75ポイントを出して逆転。加藤のニードは5.76ポイント。結局逆転の波は来なく田中のファイナル進出が決まった!
Daiki Tanaka

Arashi Katoh

ヒート2は大野修聖と村上舜。なんとも面白い動と静のイメージのグーフィーフッター同士のヒート。開始ホーンと同時に村上が乗り8.50ポイントのエクセレントを叩き出す!そして3本目も5.25ポイントをマークしてスタートダッシュ!大野をコンビネーションに追い込む。大野はポテンシャルのある波に乗れず2点台とポイントが伸びないまま終了となり村上がファイナルへ進んだ。村上のバネのあるライディングは誰も止められないのか??!!
Masatoshi Ohno

Shun Murakami


ウィメンズファイナルは、アマチュア登録の松永莉奈と地元高橋みなと。オープニングは高橋が乗りまずまずな3.40ポイントのスタートだが、松永もすぐに3.35ポイントとほぼ互角。3本目に松永が5.25ポイントを出しリードし、中盤に高橋がバックウォッシュが入る難しい波に2マニューバー入れて4.35ポイントで差を詰めてニード4.26ポイントを出し、立て続けにインサイドで5本目に乗り4.40ポイントを出し逆転。松永のニードは3.50ポイント。ここで残り時間は11分。ここで松永が2マニューバーの4.80ポイントをマークして逆転。高橋も5.10ポイントを出して再度逆転を狙う。ニードは4.96ポイント。残り時間は5分。波は来るがインサイドの速い波が多くライドしない。そのまま残り1分でセットが来るが高橋はパドルするが引っかからずノーライド。松永の15歳での初優勝が決まった!おめでとう!
Rina Matsunaga

Minato Takahashi

来年はプロとして活動していくことを宣言した松永の活躍に期待したい!


いよいよラストヒート。メンズのファイナル。
ファイナリストは田中大貴と村上舜。ホーンと同時に田中がオープニングウェイブを乗り5.50ポイントでリード。スタート2分に村上がレフト方向へ3マニューバーの7.15ポイントで逆転し、すぐさま村上が3本目に乗りエアーを入れて5.85ポイントでリードを広げる。田中もエアーをトライするがランディングが決まらず点数がでない。残り15分で村上がレフト方向へ3マニューバー(最後はフィンを抜く)入れて6.25ポイントで差を広げる。田中はその後の積極的に波に乗るが決定的なマニューバーが入らず点数は伸びない。逆に後半村上はじっくり波を選びにかかり5本目はなかなか乗らない。田中のニードは7.90ポイント。最後まで田中は波に乗り続けるが逆転のライディングはないまま終了のホーンが鳴り昨年に続き村上舜の優勝が決まった!おめでとう!
村上は昨年に続きこの大会2連覇!
Shun Murakami

Daiki Tanaka

今シーズンのJPSA全日程が終了した。
今シーズンは理事長が牛越氏から細川氏にバトンタッチしてシーズンスタート。
細川理事長
台風直撃を受け延期になる大会が2試合もあり、選手、スタッフが協力してなんとか大会を中止することなく全試合終了できた。
同時に今後の大会運営に新たな課題が出たシーズンになった気がするが、ネガティブではなく発展していく上で必要な課題としたい。

来シーズンも活気あるコンテストシーンになることを願っています!

結果
メンズ
優勝:村上舜、2位:田中大貴、3位:加藤嵐、大野修聖

ウィメンズ
優勝:松永莉奈(AM)、2位:高橋みなと、3位:渡辺愛、野呂玲花

すわひめ賞
松永莉奈(AM)

グランドチャンピオン
メンズ:加藤嵐、ウィメンズ:野中美波(不在)

ルーキーオブザイヤー
メンズ:小笠原由織、ウィメンズ:川瀬心那(不在)