優勝は井上鷹と田岡なつみ/JPSA2019ロングボードツアー第1戦
【Surfing for all がんばろう日本!】
JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019 ロングボード第1戦
ガルーダ・インドネシア/旅工房 ムラサキプロ supported by 秀吉内装はファイナルデー。
天気は晴れ、風は微弱なオフショア。波のサイズは胸〜肩セット頭で現在ロータイドで8:00引きいっぱい。潮があげてくると良いコンディションになりそうです。
7:25にメンズラウンド3ヒート1からスタート。ここで昨年のグランドチャンピオン浜瀬海が登場し1本目は4.17で2本目に4.73となりトップへ。その後も浜瀬は5点台、6点台を出しトップを走る。熾烈な2位争いだが、河野慎太郎が残り5分で板が折れるアクシデントで離脱すると岡田匡平、中井晴のどちらか。結果積極的に本数に乗った中井が僅差でラウンドアップ。
ヒート2は佐藤広がノーズからマニューバーを入れて7:00のグッドスコアを出しヒートを引っ張る。それをトライアルからの梶原裕太が5.50を出して追随し、小林賢治と藤井辰緒が追う展開だが結局最後までこの順位は変わらず終了。
ヒート3は堀井哲が1本目に6.17を出しスタートダッシュするとセットで頭オーバーくらいの波が入り始めなかなかハイポイントが出ない状況となった。それでもやや小さめの波をうまく選んで櫻岡甲太が2本まとめ2位に。土井唯史と尾頭信弘はなかなか点数が伸びないが後半尾頭は5.43を出して2位に上がり終了のホーン。1位堀井、2位に尾頭となった。
ヒート4は森大騎がクレジット。潮が上げに入りサイズも大きくアップし強いカレントも出てきた。各選手が1本乗ったところで1位森、2位田沼亮、3位堀野稔、4位山本誠愁。残り10分を切ったところで森がノーズからマニューバーを入れて6.50をマークし1歩前に出て1位森、2位堀野で終了。
ヒート5は昨年のこの大会優勝者の秋本祥平が登場。オープニングライドは米本好希が乗り3.60。続けて米本が乗りノーズからターンでつないで5.33、そして西崎公彦もテイクオフしノーズへ。ポイントは3.20。開始10分を前にして秋本が乗りノーズからマニューバーを入れ4.77。秋本が残り6分で2本目に乗りノーズからターンでつなぎ軽めのマニューバー入れて6.67でトップになりそのまま終了となり2位には米本。しかし、秋本は最後のライディングでEPSのボードをクラッシュしてしまう。
ヒート6は塚本将也が1本目に6.00を出しスタートダッシュ。それを綿貫直也、松渕秀人、鈴木剛が追う。その後も皆ポイントが伸びず3点台のポイントを出した鈴木が2位に入り終了。
ヒート7は開始早々ライドした2名の選手の板が折れるアクシデントで波乱のスタート。増山翔太がじっくり小ぶりな波を選んで3点台を2本まとめて1位へ。佐久間秀人は板を折りながらもバックアップの板ですぐに乗り2位へ。ユージン・ティールと鳩貝俊嗣が2人を追う。増山は冷静に4本目に乗り5.50を出して1位。2位には板を折りながら佐久間が入った。
ヒート8がスタートしたところでサイドオンショアが強まってきた。西口京佑が5.00を出すが井上鷹も7.17を出してヒートを引っ張る。畑大樹と福田治が追うがビッグセットが入り福田の板が折れてしまう。後半は大きな順位変動はなく1位井上、2位西口となった。
ここからはメンズのQFへ進んでいく。
ヒート1は浜瀬海、佐藤広、尾頭信弘、堀野稔。前半は浜瀬が5点台と4点台でトップを走り、それを佐藤が追い、尾頭と堀野は3点台をそれぞれ1本で次を狙う。堀野がビッグセットにテイクオフするがマニューバーは入れられず点数は伸びない。尾頭はじっくり波を選び小ぶりなサイズで3点台2本でニードを4.66へ縮める。後半に浜瀬は5.67を出して独走し2位には佐藤が入った。
ヒート2は堀井哲、森大騎、中井晴と梶原裕太の4名。堀井は昨年のファイナルでのビッグセットへのテイクオフが思い出される。ヒート開始早々に森が板を折ってしまう。堀井はじっくり波を選んでヒート半分で1本のライドだが2本目のライドで1位へ。2位には森。森が3本目に5.83を出して逆転し1位森、2位堀井で終了。
ヒート3はオープニングライドは秋本祥平は少し重めのシングルフィンをチョイスしてライドし4.00。すかさず塚本将也が乗り4.83。そして秋本が2本目に6.00を出して1位に2位は塚本で3位西口京佑、4位佐久間秀人と続く。13分経過で西口が2本目に乗り2位へ。塚本が4本目に4.50を出して2位へ上がり秋本を追うがタイムアップで1位秋本、2位塚本で終了。
ヒート4は増山翔太、井上鷹、米本好希と鈴木剛。井上が4点台と5点台で1位になると米本、鈴木、増山が追う形になるが残り5分で鈴木が2位へ。米本も増山も追うが届かず1位井上、2位鈴木となった。
いよいよウィメンズのファイナル。
ファイナリストは田岡なつみ、小山みなみ、小高恵子と菅谷裕美の4名。
波のコンディションはセットが入るとダブルはある状況。小山はボードキャリーを用意する。オープニングライドで田岡がセットに乗り7.00を出すがミドルで捕まり板を折る。その後小山と小高がテイクオフし各選手3点台のポイントが続く。田岡は途中2本目の板も折るが独走状態は続き、
最後の観客から歓声が沸き起こるくらいのビッグセットにテイクオフしそのまま優勝!
2位には昨年もこの大会で2位に入った小高恵子、3位は小山みなみ、4位に次につながる1本を乗った菅谷裕美という結果となった。
スケジュールはメンズのセミファイナルへ。
ヒート1は浜瀬海、森大騎、塚本将也と鈴木剛の4名。
潮が乗ってきてビッグセットが入る中浜瀬がノーズからターンで1本目から7.00を出すと、森が3本目のライドで8.00のエクセレントをマーク。すかさず浜瀬は2本目に乗り1位へ。さらに森と浜瀬がともに6点台を出し1位森、2位浜瀬に。こうなると森と浜瀬の一騎打ちになり結果、森が1位、2位に浜瀬となった。
ヒート2は秋本祥平、井上鷹、堀井哲と佐藤広の4名。
秋本が1本目に乗るが途中で捕まりシングルフィンの板を折るアクシデントだが5.17。秋本はラウンド3でクラッシュしてしまった板でなんとか復帰。その後堀井が乗り4.00、続いて井上、佐藤とライドし井上が6.50でトップへ。さらに井上が4本目に7.17を出してトップ独走。他の3名が終了間際に次々ライドし終了のホーンが鳴ってから結果が出ることに。結果1位井上、ラストライドで逆転した2位堀井となった。
さあ、今大会のファイナルヒート、メンズファイナルとなります。
ファイナリストは森大騎、井上鷹、浜瀬海、堀井哲の4名。
ヒートスタート時はセット間に入り波がない状態となりスロースタート。ファーストライドは森だがポイントは伸びずバランスを崩したあと巻かれ板を折ってしまう。続いて浜瀬が乗り7.00をマークし3本目に4.70を出して1位を走り2位には井上。後半に井上が5.17と8.17のエクセレントを出してトップに出る。3位の堀井はバックサイドで苦戦を強いられる。森も1本目以降じっくり波を選んで残り3分まで1本のライド。ラスト堀井とホーンが鳴る間際で森がライドし結果待ちとなる。
結果は1位井上となり今季初優勝を飾った。
2位は浜瀬海、3位森大騎、4位堀井哲で初戦は終了となった。
次のJPSA2019ロングボードツアーは5月25日(土)〜26日(日)千葉県千倉海岸にて【Surfing for all がんばろう日本!】JPSAジャパンプロサーフィンツアー2019ロングボード第2戦9GATES PRO CHIKURAとなります。
また、5月19日(日)には千葉県太東海岸で特別戦のJPSA SPECIAL CONTEST 2019スタイルマスターズOSHMAN’S STYLE MASTERSも開催される。
お楽しみに!