Update:201911.07ThuCategory : FROM BLUER STAFF

サーフボードを断捨離した先には!

 

 

わたしの家にはサーフボードが数本あり、まったく使わない骨董品のようなものもあれば、著名なブランドの新品ほぼ未使用的なもの、凹みや傷があるものなど数本あるのですが、昨今の私の「断捨離(だんしゃり)」ブームはついにサーフボードの領域に突入!


 

放浪癖のある私は、来月にはどこに住んでるかわからないし、この先、どこに行くかもわからないから身軽にしておきたいこともあって、サーフボードを人に譲るという行動をし、つい先日で、限定したもの以外はキレイさっぱりなくなった。



これはこれは。

 

おいていた部屋が広くなったものだと感じた。たいぶ場所をとっていたのだ。

 

 

しかも、なんだかスペースの問題以上に、晴れやかになっている!(気のせいかなんなのか)

 

 

「まだまだ乗れるもの」「有名ブランドもの」「そんじょそこらにないボード」など。これにより、どういう事が起きたか。

 


そう。新しいボードを買いました!と相成りました。

今回は1本捨てて、代わりに一本買う、ということではなく、ガラッとほぼ全部手放して、新しい風を入れにいったわけです。結局、全然違う文化が入り込んできたわけで、しかし、それは自分の「今」がチョイスしたものだから、きっと「今の自分」にあっているベターな選択という事かと思ったわけです。


たとえば、具体的なことを言ってしまえば、時代的に大切に乗っていたチャンネルアイランドのボードがあったとしたら、そのアルメリック信仰みたいなものが、今はほぼ乗っていなかったとしても、なんだか、どこかにこびり付いて、捨てられずにいた。言葉では言い切れない固定概念みたいなものが、私のどこかにへばりついていたわけだ。


しかし今回、その、靴の裏にへばりついていたようなスティッキーなものを捨てて、まったく違う、地域の、まったく違うシェイパーの新しい息吹の職人ボードを入手したら、違う風が吹いた。

気分が変わる。

言ってみれば、類似的には車もそうかもしれない。


車で言ったら、私は個人的にはアメ車が大好きなのですね。車種を変えてもそのメーカーの車に乗っていた。途中でエコブームも加速し気分を変えたくなってフランスのプジョーに乗り換えたら、とっても優秀な車だった。


のだが、ヨーロッパはアメ車と違って繊細で日本車っぽくもあり、結果として、半年で売却するに至る。

結局、プジョーのその車は、優秀すぎて私とは相性が悪かっただけで、合う人に合う。しかし、図体(ずうたい)がでかくエコ能力はきわめて弱いがパワフルすぎるあのアメ車が好きだという再認識ができたわけです。

ということで。サーフボードこそ、随分相性などがあると思っている。
シェイパーが作り上げる道具であり芸術作品みたいなシロモノだから、なおさらの相性があると思う。

これは個人の考えた方なので、本当に参考までに。


私は思い切ってサーフボードの断捨離をおすすめしたいと思っています。軍資金で新しいものが買える。何も調子のいいものまで手放す必要はないのです。何か新しいものがほしいかも、と思ったら、の話。

地域の方で、地域のシェイパーのボードというふうに決まっている場合でも、ニューワンに変えたら、ガラッと変わるのではないかなと思う。色もガラッと変えてみる。例えばです。

その作っている職人の意思やら思いやら全部吹き込まれるから、もしそのシェイパーの体調が悪ければ、別のシェイバーにオーダーしてみるのがいいかもしれない。そのくらいに職人は命を削り逆にいえば、作っている。この1本の道具に対して。


また断捨離といっても、いたずらに捨てないで、しかるべきところで売却すれば、ビギナーの方の練習用になるかもしれないし次ボードの軍資金にはなるから、そう悪くないことだと思う。しっかりと自己管理、自己責任の上で正しき人にゆずれるのがいいですね。


ということで、断捨離は、常に新しきパッションを運んでくれる方法の1つ。

そんなことをリアルに実感する日々。ちょっと極端な話でしたが、入れ替えはとてもいいことだと思っています。

PS
ついつい長くなるのですが、BLUERがコラボさせていただいているalbumサーフ。これを買ってください、ということではありません。ついでなので。albumはご存知ない方が多いので、関連するのでちょっとご説明いたします。
ブランド自体はいわゆるカリフォルニアのサンクレメンテにある新進気鋭の新しいブランドです。


例えるのが難しいのですが、コーヒーショップは2012年あたりから、サードウェイブと呼ばれる新しいコーヒーショップが登場してきて、いわゆるブルーボトルのようにコーヒー焙煎にたいそうこだわりまくり、見せ方としてのブランドイメージも相当なるアート性が含まれ、いたずらにチェーン展開拡大しすぎず、身の丈と新時代性でブランドをキープする感じの。そう、共通するのはこだわりを今まで以上に、なおかつイメージをとがらせる、大型チェーンではなく、超セレクトのような感じ。


例えとして正しかったかわかりませんが、ではボード自体はどの線かといえば、コンペ思考性よりサーフすることのエンジョイを中心として削ったボード。そこにアートを付加していくようなイメージです。


今回わたしたちはそのクラフトマンシップにほれ込み、かつCOOLでもあるので、そこにBLUERの究極デザインを付加したということです。(伝説のデザイナー佐野公康さんによる作品でもあります)


albumの場合は、アルバムといっているくらいだから、いろいろな楽曲を扱う1枚のレコード盤のようなイメージ。それがCDとかDVDじゃなくて、「レコード盤」という時点で、手作業(ハンドクラフト)を強調している。そこをさらっというあたりが、いまどきではありますね。

ですから、相性はありますから、それはわからないのですが、新時代を経験する1本としては面白いとおもっています。宣伝になって終わってしまったのですが。


●よろしければぜひ BLUER+album surf


と、また長くなりました。

WORDS BY Naoko BLUER TANAKA