ブックレビュー 龍村仁、龍村ゆかり共著「地球の祈り」
BLUERオンラインショップ では販売していないのだけど、アマゾンでかろうじて中古では購入できるようなので1冊、本をレコメンド。
龍村仁、龍村ゆかりさん共著「地球の祈り」。
ご存知の方はには、言うまでもあるないドキュメンタリー映画「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」の主宰者。ゆかりさんは娘さんであり当作品プロデューサー、仁さんの右腕。
映画では描ききれなかったこぼれ話を含めて活字にてまとめた著作。
他にも著作は多数あって、すべて良書ではあるものの、今回はその中でも、サーフィンの生きる神ともいわれる、そうそう本を読み返していたら「ジェリー・ロペス」の執筆部分が今のサーファーたちのことを言っているようでもあり、ちょっと文章をつまんでみる。
Flow with it,be part of it 流れに身を委ね、その一部となれ
Dont’t Panic,Just relax パニックになるな、ただリラックスせよ
Don’t give up, Keep Paddling あきらめず、パドリングしつづけよ(漕ぎつづけよ)
一部、龍村さんと違う翻訳をしたけれど。
これは2008年に出された本であり、今回の世界規模の大きな出来事を語っているのではないのだが、今の状態に顕著に当てはまるな、と。
「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」は心底理解するのには、とても難しい。勉強が必要。
ただ、この映画はFeel、感じればそれでよいとまず思う。
最後の画像は、龍村さん直筆のメッセージ。
龍村事務所で本を購入したら、同封されていたコピー。
今年、ご本人いわく、交響曲第9番をもって、おそらく最後になると綴られている。
過去8作品。1992年に第1番ができて、もう28年で8作。1作品につき3年以上の歳月をかける。
龍村さんが最後に、この地球交響曲をどのように締めくくるのか。
もう今は、そのラストシーンを想像するだけで、すでに共振をはじめている。
Words by Naoko BLUER Tanaka
地球交響曲 公式サイト
http://gaiasymphony.com