Update:201306.24MonCategory : ニュース

<特集> 週末を楽しむビーチトリップ Vol.1「千葉北、夏を刺激する最旬コンフォート」

01. 電車アクセスなら東京から1時間でたどり着くアフリカンキャンプリゾート

POLE POLE 〜IN THE PARK〜

 太平洋に沿って走る国道30号線からひとつ内陸へ。ウグイスの鳴き声が心地よい閑静な環境にオープン1周年を迎えたレストラン、ポレポレはある。

 エントランスをくぐると緑が眩しい木々とガーデンが視界に入り、その向こうに低層のレストランと併設されたゲストハウスが姿を見せる。ファインダイニングでサーブされるのは本格フレンチ。しかし重厚な雰囲気ではなく、カジュアルな装いで地の食材を活かしたメニューを味わうことができる。

 趣はオトナがゆったりとくつろげるキャンプリゾート。アイデアの源はアフリカにあるとオーナーの高橋久仁郎さんはいう。

 「以前に訪れたアフリカで、サファリツアーの宿泊先をシンプルなコテージやテントとするプランがあったんです。食事はファインダイニングで楽しむという内容で、そのようなキャンプリゾートを日本で展開したいと思ったのがきっかけでした」

 アフリカに広がる大地のイメージを大切にして、キャンプリゾートを展開していくためには広い敷地が必要となる。地価の高い湘南は現実的ではない一方、千葉には広い土地がある。サーフィンもしていた。一宮へたどり着いたのは、なかば自然の流れにあった。

 オープンから1年、ポレポレの存在を聞きつけて東京からランチやディナーを楽しみに訪れるゲストも増えたという。東京駅から上総一ノ宮駅までは特急で1時間。駅からはタクシーを使い、自然に囲まれながらのフレンチを楽しんだ後で、また東京へと帰っていく。

「最近では、東京からこちらに移り住んだり、週末だけを海で過ごす方が増え、そのような方々にも使っていただいています。ご宿泊のゲストは、東京からサーフィン目的でこられるご夫婦やカップルが多いですね。ディナーを食して翌日は朝イチから1ラウンド。奥さまはテラスでシャンパンを楽しんだり、お部屋でゆっくりとした時間を過ごされるといったような滞在を楽しむ方が多く見受けられます」

 食材は95%が土地のモノ。海の街らしい海産物に加え、地元の農家で収穫された新鮮な野菜もふんだんに提供している。メニューは月変わり。これからは夏野菜を使ったこだわりフレンチに注目したい。

1)外観
低層だから空が大きく、風が心地よく吹き抜ける。庭では揺れるハンモックでうたた寝、という至極の時間も楽しめる。

2)メニュー
食事はコースメニューを中心にアラカルトも楽しめる。写真はプリフィックス3コース。写真右中から、食事がサーブされる間を楽しむアミューズは前菜の前のひと口として。前菜のお刺身ポレポレスタイルは、軽くマリネしたアジに和風だしジュレとクリームチーズをくるみ、甘夏を使ったソースで仕上げた一品。メインは、自家製のふきみそをソース添えた北総ブタのソテー。デザートは、はっさくのチーズケーキ。

3)店内
テーブルを囲むガラス窓からは緑が香る。採光も良く、視覚にやさしい環境で旬の食材を味わえる。

4)シェフ
ヘルシーな外房フレンチを創作するシェフの姿を見ながら食せるカウンターも用意。

5)ガーデン
敷地の境界線は木々が生い茂り、木陰ではのんびりと読書タイムに耽ることも可能。

6)エントランス
手作り感が温かいおもてなしの心を表現。玄関のウッディさと、その向こうに広がるグリーンに触れると心地よさに包まれる。

7)ゲストルーム
小鳥のさえずりが目覚まし時計。手作り感にあふれるゲストハウスはディナーを予約した人だけが泊まることができる。

8)オーナー
オーナーの高橋久仁郎さんは東京からの移住組。毎日営業という仕事の合間を縫ってしっかりサーフ。充実したライフスタイルを築いている。

<問い合わせ先>
ポレポレ 〜イン・ザ・パーク〜
千葉県長生郡一宮町一宮350-78
http://pole-pole-in-the-park.jimdo.com
TEL.0475-47-4851 無休

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